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___目が覚めた。
そして自分のしてしまったことに気がついた。
.
もうどちらにしろ電気のところに戻るのは、抵抗がある気がした。
「あ、A目覚めたか？」
「うん、ごめんね寝ちゃった。」
床にまとめられていた服に手を伸ばすと、
慌てて後ろを向いた切島を横目に着替え始めた。
「今何時ー？」
「8時前くらいだなー、親御さん心配してない？」
「じゃあそろそろ帰ろっかな。あー、それは問題ない！」
「なんで？」
切島に笑顔を浮かべると不思議そうな顔をされる。
今まで特に誰かに話したこともなかったから、別にこれからも言うつもりはなかったんだけど。
「うち、お母さん警察でお父さん今アメリカでヒーローしてるんだよね、だから家には誰もいないの」
「初めて知ったわそれ。」
「うん、人に言ったの初めて。」
ふふって、軽く笑うと切島も笑ってくれる。
私もちょっと疑問に思ったことをなんとなく聞いてみる、と
切島は硬直した。
「切島の親は？」
「あー、それがさ。」
言葉を濁した切島はダイニングから一枚の紙を持ってきた。
____鋭児郎へ
週末までお爺ちゃんの手術の付き添いがあるので、
お父さんとお母さんは家に帰れません。
カレーとミネストローネは作り置きしてます。
お金も置いてるので必要なものがあったら
以下略____
「お爺ちゃん大丈夫？」
「おー、多分？怪我だし。」
切島はどことなく、ぎこちない動きで頷いた。
私もそんなに馬鹿じゃないから、
ちょっとだけ察しつつあるんだけど。
「えーっと、もう遅いしさ、泊まってく？」
「いい、のかな？」
「いいんじゃね、？」
「あ、じゃあ、そうします。」
顔を真っ赤にした切島がかわいくて、
こっちまで照れてしまう。
私も一応お母さんに友達の家に泊まると伝えると
切島と一緒に冷蔵庫を覗いた。
「カレー美味しそう！」
「じゃ、カレーと…あとなんか作っか。」
「うん、サラダとー」
「食材結構残ってんなー」
「生姜焼きでいい？」
「あ、俺好き。」
豚肉を取り出すと、
切島と並んで料理を始めた。
.
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killt.(プロフ) - 最後まで読まさせて頂きました！更新される度に続きが気になって仕方なかったです！とても好きな内容でした！続編楽しみにしてます, (2017年6月26日 21時) (
レス) id: 1b3d7da8ef (このIDを非表示/違反報告)
弍紅弥 - みんないい子過ぎて泣きそうです(((これからも更新頑張ってください！ (2017年5月5日 19時) (レス) id: a53b64e2f9 (このIDを非表示/違反報告)
くろば(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！！！ (2017年5月4日 23時) (レス) id: 1b8f0c4551 (このIDを非表示/違反報告)
キャッツ(プロフ) - 私は、明織(minn-ori)さんが書く爆豪大好きですよ？ (2017年5月1日 20時) (レス) id: 7d6a9e4c57 (このIDを非表示/違反報告)
明織 (minn-ori)(プロフ) - キャッツさん» ありがとうございます！やっぱり二次創作物なので爆豪の口調が原作と違って優しすぎますよね(汗 もっと原作通りの爆豪を書けたらいいんですけど… (2017年4月30日 23時) (レス) id: 276455e5a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほわいてぃべてぃ。(明織) | 作成日時：2017年4月23日 18時
