無個性ヒーロー

「はあ、結局泊めてしまった。」轟「…ありがとな。」「んーん、別に。腐っても私はヒーローなんだから、これくらいはね。」轟「(あの親父も見習ってくんねぇかな……。)」「いきなりの無言は心にくるな。」轟「わりぃ。」「謝らないで余計悲しい。」← ページ13

「家の鍵任せて大丈夫だったのか…？」


皆さんおはようございます。朝ですよ。

さあ皆さん問題です、生徒と先生では朝、何が違うでしょう。


全部だわ。


「(朝御飯も作って来た、メモも書いた。大丈夫だろう、一応彼も高校生だし。)」


と言うか、朝御飯を二人分作ったせいで時間がギリギリだ。電車が来る。

急がねば…！！


「あ、(エンデヴァー先輩に連絡入れてない。)」


……仕事終わりにこっぴどく叱られる事をこの時の私は知らない。知りたくも無いけれど。



私は無事雄英に辿り着き、朝の職員会議が終わり、教室へ向かっていた。


ドンッ


「あっ、すいません、大丈夫です…か…？」


ボーッと歩いていたら誰かとぶつかってしまった。

見上げると、其処にはガリガリなパツキン男性が。

おいおい、ちゃんと食べてんの？ヒョロ過ぎだろ、と言うか


「誰でしょうか。」


めっちゃオロオロしてる。何か頭に?マーク浮いてるんだけど。
え、知り合いだっけ。


「あ、場所判らないんですか？校長室行きます？」

？？？「あっ、ああ！頼む…？」


何故疑問系。

え？冷静過ぎないかって？大丈夫、我が校には雄英バリアー(最初めっちゃ吹いた)がある。

それこそ破壊されない限り関係者以外入れない。


とりあえず、この人を校長の所に連れていこう。HRに遅れる。

なんか聞いたことある声だな。




「校長、失礼します。」

根津「はーい、良いよ！」


部屋に入ると何時も通りの高級感漂うソファーに座る鼠…んん”っ、根津さんが。


根津「どうしたの？」

「校長に用があるとの事で、連れて来ました。」


校長は隣にいる、パツキン男性を見ると、少し目を見開き、
「言ってなかったか…。」と呟いた。

え、何。私知らないよ、I don't know だよ。


根津「彼、オールマイトだよ。」


「え？」

オール「そうさ！私はオールマイトだｺﾞｯﾌｫ！！」

「オールマイト先輩いいぃ！！！？」


と、吐血した…。

まさかオールマイト先輩とは…。どうりで聞いたことある声だと。


キーンコーンカーンコーン…

あ、チャイム鳴った。

……チャイム鳴った？


「ああああ！！！HR遅れるっ！！？」

根津「えっ、ちょっと！オールマイトの説明は！！？」

「そんなの後です！」

「「(そんなの…？)」」


「先ずは、生徒達が優先です！」

あああ、遅れる、


「失礼しましたっ」


私は勢いよく扉を閉めた。

扉…壊れてないよな…。うん、壊れてないよ！！

「はい、上がり~。」心操「……ﾁｯ」「ちょっと、舌打ちは酷い。ババ抜きだよ、」心操「……もっかい。」 「ああああ！！負けた！くっそ、」心操「センセ、たかがババ抜きですよ、ねぇ？」「……もっかい。」→←「相澤先輩、最近の子はみんな獣なんですかね。」相澤「さぁな、少なくとも俺は…な。」「え、？ちょっと先輩近い近い、あ、捕縛布が引っ掛かっt」相澤「黙れ雰囲気を壊すな」「ｳｨｯｽ」

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