無個性ヒーロー

「相澤先輩、最近の子はみんな獣なんですかね。」相澤「さぁな、少なくとも俺は…な。」「え、？ちょっと先輩近い近い、あ、捕縛布が引っ掛かっt」相澤「黙れ雰囲気を壊すな」「ｳｨｯｽ」 ページ12

結論を言おう
私は仕方なく、仕方なくご飯だけ食べさせてあげる事にした。

どうやら彼の家では、お姉さんが家事をしているらしく、今日はそのお姉さんがいないらしい。

自炊は面倒との事。


「ご飯だけだからね？」

轟「……ああ。」


何だ今の間は。
そんなに家が嫌か、反抗期ボーイめ。


まぁ、久しぶりに誰かと食べて嬉しかった…けど。

ちょっと楽しかったけど！！！


(待てよ、エンデヴァー先輩の息子って事は、ヤバくないか？私が怒られるパターンじゃないか？)


そうだ、今まで忘れていたが彼はエンデヴァー先輩の息子だ。

下手すれば私の明日がなくなる。

(ならば早く解決すべき…。)


私は美味しそうにご飯を頬張る彼を見ながら固く決意した。




轟「風呂上がったぞ。」

「」


くそう、やられた。
こいつめっちゃ頭の回転が早い。
悉く論破されている。教師としてどうかと自分でも思う。

結局風呂まで提供してしまった。


「ねえ、轟くん「焦凍。」……、焦凍くん、君さ、立場わかってる？」

轟「あぁ。」

「私教師。」

轟「あぁ。」

「君生徒。」

轟「あぁ。」


こいつ本当にわかってんのか。
そろそろヤバイ。先輩怖い。



此処で回想は終わりだ。

先輩怖い。助けて。



轟「じゃあ聞くが、何で駄目なんだ？そんな決まり無いだろう。」

「そりゃあ、決まりは無いけど……親も心配するだろうし、」

轟「さっき、冬美姉さんに連絡した。大丈夫だ。」


こいついつの間に！！？
用意周到過ぎるだろ！！
流石推薦ってか、そうか嫌味か怒るぞ←


「…て言うか、何で泊まろうと思ったの？エンデヴァー先輩怖い？」

素直な疑問だった。まあ、後半は冗談だが。


轟「あぁ、怖い。彼奴は嫌いだ。母さんが入院したのも彼奴のせいだ、俺は彼奴が許せない。」


これはまた厄介な事情が。


「はあ、もう特別だからね、こんな時間に帰したら余計に怒られるし。ほら、早く寝な。おやすみ。」


彼は少し顔を輝かせると、おやすみ、と寝室へと向かった。


「なんか、エンデヴァー先輩のイメージが違う……。」

職場ではあんなに焦凍、焦凍煩いのに。
なんだ、ツンデレなのか。

「はあ、結局泊めてしまった。」轟「…ありがとな。」「んーん、別に。腐っても私はヒーローなんだから、これくらいはね。」轟「(あの親父も見習ってくんねぇかな……。)」「いきなりの無言は心にくるな。」轟「わりぃ。」「謝らないで余計悲しい。」←→←「あ、オールマイト先輩お疲れ様です。」オール「やあ橋本さん！！今日も眠たそうだな！」「お陰様で、トップの座は私も狙ってますから！覚悟してくださいね。」オール「……！！これは参ったな、まだまだ負けられない！」

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