無個性ヒーロー

「あ、オールマイト先輩お疲れ様です。」オール「やあ橋本さん！！今日も眠たそうだな！」「お陰様で、トップの座は私も狙ってますから！覚悟してくださいね。」オール「……！！これは参ったな、まだまだ負けられない！」 ページ11

きっかけは私が紅白ボーイに話掛けた事だった。


「ねえ、君もう下校時間だよ〜、起きて。」


教室の鍵をチェックしていたら1ーAの教室に一人生徒が机に突っ伏して寝ていた。

よっぽど疲れていたのだろうか、まぁ入学式初日なので判らない事もない、が。

一向に起きる気配が無い。
無理矢理起こすのもきがひける。


「一回仮眠室連れて行くか……。」


私は彼を抱え(横抱き)教室を後にした。



相澤先輩達と少し漫談をして、仕事を社畜も吃驚の速さで仕上げ何時もより早く上がらせて貰った。

何より仮眠室の彼が心配だ。

私は急いで仮眠室へと向かった。



ガラララッ


「あれ、やっぱり起きてた？」


中にはベッドから体を起こした彼がいて、色の違う双眼は真っ直ぐに私を捉えていた。


？？？「…此処は何処だ、俺をどうする。」

敵意剥き出しで聞いてくる。

あ、これもしかしなくても疑われてる？

「誤解が有るならごめんね、此処は雄英の仮眠室。教室は閉めないとだから、とりあえず連れてきた。
あと、私は橋本A、此処で先生やってる。」

とりあえず自己紹介をする、誤解は解けたようだ。


轟「俺は轟 焦凍……です、早急はすいません。」

「敬語？いーよいーよそんなの。要らないから、とりあえず帰ろうか。」

轟「仕事は？」

「終わらせた」

彼…轟くんは驚いた顔をしたが、直ぐに真顔に戻り、鞄を持って立ち上がった。


そーいや轟って何処かで聞いたことある様な……？

そんな疑問と共に雄英を後にした。




「轟って、エンデヴァー先輩の事か…！！」

目の前にはデカイ家。
私の家がボロく見える。あれ、新築の筈なのになぁ、


轟「それじゃあ、ありがとな。」

「ううん、お疲れ様。雄英頑張ってね。」


そういって彼は家の中に吸い込まれていった。


「さて、帰りますか。」

私は来た道を戻り始めた。

…筈だった。


私の裾を誰かに引っ張られたのだ。
割と強い力で。

振り返るとそこにはなんと轟くんが。あれ、早急帰った筈では…？？


轟「先生、俺を泊めてくれないか。」

「ん？」


彼は真剣な目をして言った。


……最近の子は積極的だね。


私の頭を過ぎ去ったのはそんなふざけた考えばかりだった。

「相澤先輩、最近の子はみんな獣なんですかね。」相澤「さぁな、少なくとも俺は…な。」「え、？ちょっと先輩近い近い、あ、捕縛布が引っ掛かっt」相澤「黙れ雰囲気を壊すな」「ｳｨｯｽ」→←「待って待って先輩めんどくさい。あ、違うヤバイです」相澤「……どうした。」「じ、」相澤「痔？「違う。断じて違います。」」「順位が付いたんですよ！凄い！」相澤「ありがとな。」あ「これからもこの作品を宜しくお願いします！」

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