いや、俺ら再会したいだけやねん。 (ページ5)

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第２話「弱いものいじめは良くないと思います←(小並感)」ページ5

桃 side

あれから、９年もの月日が経った…。

いやぁ、時の流れは早いもんです。

もう俺らも中学三年生。

同級生に"無個性"の男の子が居たり、

その子に突っかかるみみっちい才能君も居たり…。

皆さんご存知、
主人公「緑谷出久」君と「爆豪勝己」君です。

おんなじ小学校だなんて思わんかったわ…。

まぁ中学校も一緒なんやけど。←

仕組んだなあの大魔神…。←(やってないゾ？！byぐるなんちゃら)

教師「えーお前らも三年ということで‼
　本格的に将来を考えていく時期だ‼」

あぁ、そうか。

高校受験かぁー。

自分でヒーローなる言うたけど、怠いわぁ。

教師「今から進路希望のプリント配るが…皆!!!」

教師「だいたいヒーロー科志望だよね。」

クラスメイト「「「「「ハーイ！！」」」」」

いいのか教師がそれで。

というか火が出る個性だったり物を動かせる個性は分かる。

やけどお前、目玉が取れる個性でヒーローは無茶やろ？！

教師「うんうん皆良い"個性"だ。
　でも校内で"個性"発動は原則禁止な！」

爆「せんせぇーー！
　「皆」とか一緒くたにすんなよ！」

…面倒くせぇのがきたよ…。

爆「俺はこんな"没個性"共と仲良く底辺なんざ行かねー、よ！」

mob「そりゃねーだろカツキ!!!」

爆「モブがモブらしくうっせーー!!!」

お前が一番うるせぇよ…。

教師「あー確か爆豪は…[雄英高]志望だったな。」

mob「国立の！？今年偏差値79だぞ!!?」

mob「倍率も毎度やべーんだろ!?」

ゾムの顔が怖い。

フード被っとって見えんけど！

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そのあと更に騒がしくなった教室に、

zm「うるせぇなさっきから」

と少し苛立った様子で言い放つゾムに、

皆は恐怖を覚えたとか。

お前らはゾムのガチギレを知らないからな。

頼むから勝己、ゾムを怒らせるなよ…？

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そんなこんなで学校が終わり、

＿＿俺達は二階空き教室で、

下校者を眺めながら作戦会議(と言う名の雑談)。

フェンスにもたれ掛かっている俺達を、

春の心地よい風が頬を撫でていく。

zm「…人の夢をどうこう言うんは、間違っとると思う。」

不意に口を開いたゾムの口から転がり出たのは、

意外にも出久を庇う言葉だった。

『…珍しいな、ゾムが誰かを庇うの。』

淡々とした会話が心地よかった。

しかしそんな温かい雰囲気は飛び込んできた言葉によって、

一気に冷え切ることとなる。