いや、俺ら再会したいだけやねん。 (ページ4)

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桃 side

ちょっと、後でからかうだけや。

『すまん、邪魔してしもうたなぁ。
　ちょっと驚いてしもうただけやねん。
　会話に戻ってもろうて大丈夫やで。』

インカム越しでもよく通るこの声は、

前世でも重宝されとったくらいやし、

こんなに広い空間(この教室)くらい、余裕で響くわ。

軽く説明すると、納得したのか陽キャ共は話に戻っていった。

…てかあの陽キャ共、いつの間に友達作っとるんや…？

まぁええわ。

zm「ロボロ。」

『ん？』

zm「探すんやろ？」

ゾムの問いかけに、甘党の総統を筆頭に、

かつて国の幹部をしていた仲間との一生が

脳裏にひらめいては消えていく。

大切な、大切な、仲間。

『当たり前やろ。』

それは俺の覚悟でもあり、誓いでもある。

『前世でも見つけられたんや、今回も見つけてみせるわ！
　今世はヒーローなんちゅう居るだけで目立つもんがあるんや、
　活用せん理由はないで！！！』

自信満々に言い放つと、笑顔で返すゾム。

zm「やな！早う見つけてやらんと、
　シャオロン辺りが何かやらかすで！」

まぁまぁ問題児のゾムに言われるなんて、

シャオロンは一体何をやらかしたのだろうか。

『俺らが居ったところでなんか変わるんかそれ…。』

相も変わらずトントンは苦労人な気がするな、

と感じたロボロであった…。

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おまけ No side

zm「てかさっき、〘ヒーローは目立つ〜〙って言うとったけど、
　誰がヒーローなるん？俺は嫌やで。」

『二人共に決まっとるやろ…。』

zm「嫌やぁ…。」

『ヒーローになりゃ戦い放題やで。』

zm「ならやる。」

『言質とったで？因みに勉強も必要不可欠や。
　頑張ろうなぁ、お互い。』

zm「