10日目 ページ11
しまった
そう思った時にはもう遅い
｢癒月、どういうことなの？
説明を｣
公安にバレてしまった
それもそうだろう
弔と接し情報を聞き出す時間は30分で良いと言われていたにもかかわらず私たちが接していた時間は
｢2時間も3時間も話してなぜ情報がないんですか？｣
｢すみません｣
｢以前にも報告を忘れていましたよね
まさかあのヴィランに惚れたんじゃないでしょうね｣
｢っ！｣
ぐっと掌をにぎりしめる
悟られてはダメ、弔と会えなくなってしまう
｢そんな訳ないじゃないですか！
相手は極悪ヴィランのリーダーですよ？
壊されるのが怖くてヒヤヒヤしてると言うのにそんな言い方あまりにも酷くないですか？｣
そう言ってあたかも怖いというように自分の体を抱きしめて震えてみせる
実際そんなこと1度も思ったことは無い
極悪ヴィランのリーダー？そんなこと弔の暖かさで忘れていたくらいだ
壊されるのが怖くてヒヤヒヤ？馬鹿らしい
弔が触ってくれるなら壊されてもいいと思うくらいだ
そんな事より早く、早く早く早く
｢それはそうと今日は死柄木弔の捜査はいいんですか？｣
弔に会わせて
なぜよりにもよって今日は昼じゃなく夜に呼び出しなの？
｢明日｣
明日？
何かあるのだろうか
｢？｣
｢明日、有益な情報を持ってこなかったらもう貴方は必要無いものとします｣
え
｢…｣
動揺してしまい上手く声が出ない
嘘でしょ？
そうなったらもう
弔に会えない…？
｢そ、りゃそうですよね！
明日もし有益な情報を持ってきたら解放されるって考えるとそっちの方が望ましいですけどまあ頑張りますよ！｣
そう言って冗談も混じえへらりと笑ってみせる
これで大丈夫だろうか
｢私これでも貴女に期待しているのよ
明日の報告楽しみにしてるわ｣
｢はい！｣
ドアの前で失礼しますと一言呟き外への道を歩く
有益な情報…
弔から聞き出すなんてそんなこと出来ない
嘘をでっち上げる？
弔に支障が出ないような嘘を考えるのは難しい
って
｢私もうヴィラン側じゃん｣
外に出ると小雨だった雨は強くなり雨粒が地面を叩きつけていた
｢もういないよね…｣
流石にもういないだろう
そう考え明日のことを考えながら帰路に着いた
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ねむし(プロフ) - 沖亜さん» わぁっ！同じ作者さんにそう言っていただけると凄く嬉しいです(泣)ここまで読んで下さりありがとうございました！お互い作品作り頑張りましょうねｯｯｯｯ！ (2020年8月29日 0時) (
レス) id: 8f95613481 (このIDを非表示/違反報告)
沖亜(プロフ) - すごい好きです！この作品！完結おめでとうございます！ (2020年8月28日 21時) (レス) id: 27e9ff1823 (このIDを非表示/違反報告)
ねむし(プロフ) - おかゆさん» ひぇぇ……！嬉しすぎます(泣)お気に入り作者まで…！？本当に感謝ですｯｯｯｯここまで見てくださりありがとうございました！ (2020年8月24日 20時) (レス) id: 8f95613481 (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ - え、めっちゃ好きですこの作品…完結おめでとうございます！また作品作られるということでお気に入り作者しました！ (2020年8月24日 19時) (レス) id: 13cef244ee (このIDを非表示/違反報告)
ねむし(プロフ) - 氏子さんさん» 結構前から考えてた小説だったのでちょっとずつネタを書いてたんです！お陰でモチベ本当に上がりまくりです笑笑楽しみにまって下されば幸いです！ (2020年8月17日 21時) (レス) id: 8f95613481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむし | 作成日時：2020年8月16日 4時
