8話：悔い ページ11
【in男子トイレ】
ジャーーっ
『(もう、話終わったかな？)』
手を洗いながら何気なく鏡を見るとクシャッとシワが入った襟が目に映る。
『……シワになっちゃったな』
教室で襟を掴まれた時のことを思い出す。
手加減なしで制服の襟を掴んで僕を
出久もかっちゃんが恐かったのだろう。朝のこともあるし、それは仕方がないことだと思う。
だけど、震えながらも出久は僕に声をかけてくれて、助けてくれた。あれがなければ僕はあのまま動けないままでいただろう。
『(情けないな)』
キュッ。
蛇口をひねって水を止める。
かっちゃんに抵抗したところですぐに負けてしまうのは目に見えているけど、それでも少しは抵抗すればよかった。
勝てなくても、抵抗していたら何か変わっていたかもしれない。
『……かっちゃんに、何かできたはずだ』
「おい」
『っ！』
突然後ろから声がして驚いて振り向くと、ポケットに手を入れたかっちゃんが立っていた。
『か、かっちゃん…いつからそこに』
「てめぇに、なにができるんだ？」
『えっ、』
「何かできたってよ、誰が」
『いﾞｯ！』
加減のない力で肩を掴まれ壁に押さえつけられる。
「誰に、何をできるって？」
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9ー太 - らる@盃さん» 返信遅れてすみません！そう言ってもらえてとても嬉しいです(*´ﾌ｀*)更新頑張ります！ (2018年4月24日 0時) (
レス) id: 370afa76e6 (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2018年4月22日 18時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
9ー太 - すごく嫌な奴になってるけど作者はかっちゃんのこと大好きです。 (2018年1月21日 22時) (レス) id: d97fd822cc (このIDを非表示/違反報告)
9ー太 - 幼少時代の男主はかっちゃんのこと大好き。 (2018年1月16日 0時) (レス) id: d97fd822cc (このIDを非表示/違反報告)
9ー太 - 甘いかっちゃんはいない(今のとこ) (2018年1月9日 18時) (レス) id: d97fd822cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：9ー太 | 作成日時：2018年1月8日 22時
