＊番外編 -1-＊ ページ6
今日は上鳴くんとの３回目のデート。
6月の最初あたりから付き合って2ヶ月、今は夏休みだ。
雄英高校の夏休みは、夏休みというほどダラダラと過ごすわけにもいかなくて、イベント盛り沢山な日々を送っている。
そんな夏休みの貴重な休日。クラスのみんなに海デート行ってきなよ！といわれて決まったこのデート。緊張でとてもソワソワしていた。
だって、水着だよ…？
波風がこれ絶対似合うからっ！と言ってくれた水着だけれど、やはり自信なんてない。
もうすっかり今は更衣室にいて一人で着替えていう私だけれど、周りの女の子はとても綺麗でやっぱり水着…着ない方が良かったかななんて悪い方向に思考がどうしても回ってしまう。
あ、あの子スタイルいいな。スラッとしてて背も高いし、くびれも綺麗だし肌白いし胸も大きいし…
はぁ、何でこんなに私って女としての魅力がないのかな。
波風が選んでくれたの白のフリフリした生地に小さな色とりどりの花が刺繍されているビキニ。
下はスカートだし、ビキニでは露出が少ないほうなんだろうけれど…やっぱり露出度高いよ＿！
ドキドキしながら待ち合わせ場所に向かうと、上鳴くんが先に着替えて待っていた。
｢待たせてごめんね！ちょっと時間かかっちゃって…｣
｢っ…あっ、うん！だ、だいじょぶ！｣
上鳴くんはヒーロー科なだけあって無駄なく筋肉がついていて、男らしかった。
｢じゃ、海行こっか！｣
私が走り出すと、上鳴君も慌てて追いかけてくる。先に波打ち際に着いた私か後ろを振り返ると上鳴くんは顔を歪めて足の裏を見ていた。
急いで駆け寄って問いかける。
｢あ、何かちょっと貝殻が足に刺さっちゃって…｣
小さな貝殻だったけれど、少し血が滲んでいた。相変わらずどんくさい。
一番最初のデートの時は緊張しすぎでカフェでコーヒーこぼすし、次のデートは動物園のふれあいコーナーで兎に噛まれそうになってコケてたし。
でもいつもやっぱりかっこよくてそんな上鳴君が好きだと感じさせられる。
｢もー、相変わらずだね。医務室あそこにあるよ、いこっ。｣
｢ごめんな…｣
｢ううん、大丈夫。｣
しゅんと項垂れている上鳴くんの手当はすぐに終わり、私たちは医務室を後にした。
｢なあ、｣
｢なに？｣
｢ラッシュガードとか持ってるか？｣
｢うん。このカバンの中に｣
｢…着てくんない？｣
｢あ、うん。｣
何でだろう。似合わなかったかな、水着。ちょっとショックかも。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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sugar(プロフ) - ??さん» 返信遅くなり、すみません。これからもゆっくり更新頑張りますのでよろしくお願いします。 (2018年12月26日 23時) (
レス) id: cc4a36fc78 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - おかえりなさい。っていう感じなんですけど……このあとの続きがすごくすごく気になって……叫んでしまいました。 (2018年12月8日 21時) (レス) id: a9cef415df (このIDを非表示/違反報告)
梅姫美(プロフ) - きゃーーーーおかえりなすわぁーーーい！！ (2018年12月8日 19時) (レス) id: 93ec774767 (このIDを非表示/違反報告)
sugar(プロフ) - 梅姫美さん» こんにちは、更新停止していてすみませんでした。これから更新緩く始めていきますのでよろしくお願いします。 (2018年12月5日 20時) (レス) id: cc4a36fc78 (このIDを非表示/違反報告)
梅姫美(プロフ) - あれ、もしかしてもう書かない感じ？？ショック。(￣◇￣;) (2018年6月26日 8時) (レス) id: 93ec774767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sugar | 作成日時：2017年8月23日 23時
