＊56＊ ページ21
きょうかと別れてからすぐに三角公園に向かう。
昔よくブランコを乗りにきていた公園だ。
ブランコとベンチ、鉄棒と滑り台があった気がする。
そんなことを考えながらも頭によぎるのは上鳴くんの顔。
走り始めて2分くらい経った。
公園が近づくと走るスピードは落ち、歩いているのと変わらない速さになる。
＿＿＿いた。
ブランコに座っている。
ちゃんと話し合うのはいつぶりだろう。
初めて会った時ぶりかもしれない。
深呼吸をする。
走って乱れた髪の毛を少し直して、彼のもとへ向かう。
ゆっくりと、歩いて。
彼が顔を上げた。
目が合う。
「、、、…こんにちは。」
なに言ってるんだろう。もっと何かあったはず。
「こんにちは。操希さん、その、さ
俺、中学の頃から好きだったんだ、操希さんのこと。話すと長くなるんだけどさ、ここ、座ってくれる？」
私のことが好き。
上鳴くんの口から、私のことが好きって。
緊張の糸が解けるような感じがした。
思わず泣いてしまいそうになった。
「うん、私、、も。」
声になっていたのかもわからない。
突然のことだったから。
今まで『も』なんてつけられる思ってもなかった。
ずっと、『は』だったから。
隣のブランコに座る。
キーィと鉄が擦れる音がする。
久しぶりの感覚。
「…いま、なんて…？」
上鳴くんが私を私を見つめる。
聞こえて、なかったのだろうか。
確かめようと、してるのだろうか。
どちらにしろ、今言ったら確定事項に変わる。
「私…私も、上鳴くんが好き、ずっと好きだった…！」
上鳴くんはくしゃりと笑った。
満たされた気持ちに、なる。
どちらも、なんだか泣きそうだった。
少し経ってから、上鳴くんが言った。
「…ありがとう。
ちょっと、話してもいい？俺のこと。」
──自分を知って欲しいから──
続く (更新停止中)
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sugar(プロフ) - ??さん» 返信遅くなり、すみません。これからもゆっくり更新頑張りますのでよろしくお願いします。 (2018年12月26日 23時) (
レス) id: cc4a36fc78 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - おかえりなさい。っていう感じなんですけど……このあとの続きがすごくすごく気になって……叫んでしまいました。 (2018年12月8日 21時) (レス) id: a9cef415df (このIDを非表示/違反報告)
梅姫美(プロフ) - きゃーーーーおかえりなすわぁーーーい！！ (2018年12月8日 19時) (レス) id: 93ec774767 (このIDを非表示/違反報告)
sugar(プロフ) - 梅姫美さん» こんにちは、更新停止していてすみませんでした。これから更新緩く始めていきますのでよろしくお願いします。 (2018年12月5日 20時) (レス) id: cc4a36fc78 (このIDを非表示/違反報告)
梅姫美(プロフ) - あれ、もしかしてもう書かない感じ？？ショック。(￣◇￣;) (2018年6月26日 8時) (レス) id: 93ec774767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sugar | 作成日時：2017年8月23日 23時
