43 壊れてほしくなくて ページ17
あやこside
どうもどうもあやこです。お久しぶりですねてな感じでやってくわけなんですけどもね。
なんかきいろと一緒にお昼ごはん食べようと思ったらととろんに手引っ張られながら勝手に行ってるし？
なんかきいろ絡みすぎじゃね？ととろんといい、相澤先生といい、峰田ししょーといい？え、あやこちゃんは需要ないってか？おっ？おっ？
もういいもん、私はかっちゃん一筋でいきますもんねーっだ！！
あやこ「かっちゃーーん♡♡」
爆「げっ」
え、げっ、だって。げって。
ひどおい、あやこちゃん心折れちゃいそお。
なーんてな、折れるわけないだろ。かっちゃんに片想い始めたのいつだと思ってんの？前前前世。(古い)
かっちゃんの引き顔を見ないふりしてかっちゃんの筋肉質で逞しい腕に自身の腕をからめる。
…あ、力はいってる、かわいい、ウブなのね。
あやこ「かっちゃんだいすき」
爆「バカなこと言ってねぇで離せクソ」
かっちゃんが真っ赤な顔でそんなこと言うもんだからもう萌えちゃっていじめたくなってしまった私はかっちゃんの腕を更に強く抱きしめる。
あやこ「やだ」
爆「あ"？しね」
あやこ「それよりさ」
爆「無視すんなしね。」
あやこ「あのふたりいい感じだよね。」
私の指さす先には手を繋いで仲良く歩くととろんときいろの姿。
かっちゃんは気だるそうに私が指さした方向に視線を投げやると、こちらを凝視してきた。
いままで睨まれることは何度かあっても、こんな風に見つめられた(フィルター)ことなんかなくて、戸惑う。
あやこ「あ、えと、かっちゃん…？」
いつもみたいにふざけられなくて、抱きしめる腕に自然に力が入ってしまう。
かっちゃんは、そんな私をしばらく見ていたけどすぐにひとつため息をこぼした。
そんな様子についていけない私がひとり頭にはてなマークをうかべていると、かっちゃんはこちらをみてその形のいい唇を開いた。
爆「…なんでもねぇよ。飯いくぞ。」
いつものかっちゃんに戻ってくれたことが嬉しくて。
それを聞いたらかっちゃんがどこか遠くへ行っちゃう気がして。
さっきのかっちゃんの雰囲気になにも言えずに。
さっきの違和感に抱いた疑問をなにも聞けずに。
あやこ「うんっ！」
私は笑って、頷いていた。
────────────────
距離が崩れるような気がして。
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桜酒 - へっ、トイレじゃなくて軽井沢の川に流してやるよ！ (2018年10月7日 16時) (
レス) id: 7715cc5acc (このIDを非表示/違反報告)
神音・マカロン(プロフ) - 面白いです！続きめっちゃ気になります！ (2017年10月29日 12時) (レス) id: 79c287c21a (このIDを非表示/違反報告)
もふ - ただいまぁぁぁあ！！寂しかった… (2017年9月19日 18時) (レス) id: 52d44b3fd4 (このIDを非表示/違反報告)
sugar(プロフ) - もふさん» え！ほんと！？凄いね…頑張れ！ (2017年7月25日 23時) (レス) id: 82f48ac513 (このIDを非表示/違反報告)
もふ - ファイト！あ、私来月からアメリカに短期留学するから来れなくなる…けど、応援してる！ (2017年7月25日 18時) (レス) id: 52d44b3fd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sugar | 作成日時：2017年5月20日 23時
