歪み、歪み【ヒロアカ】 (ページ11)

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交戦ページ11

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『わぁ！嬉しいな、物間寧人くん。

……私ね、あなたに用があって来たんだよ。結構なリスクだったけど、本命がいてよかったぁ。』

「お前らの狙いはなんだ？！生徒か？！」

ブラドキングが私に向かって怒鳴る。ただでさえ、万全を期して行った林間合宿を襲撃されて混乱してるのに、早速本拠地に私(ヴィラン)が現れたんだし。当たり前かな？

『私の狙いはあなたの生徒の”個性”だよ。私はあなたたちの生徒に興味はない。安心して？あなたたちを殺そうとかは考えてないから。』

「敵(ヴィラン)の言葉が信用なるか！！」

『え～ひどいな。敵(ヴィラン)だからって、言ってること全部嘘だ～！！って言うの？

本当のこと言うときだってあるでしょ。偏見はヒーローがすることじゃないと思いま～す！』

腕をピンと挙げながら、からかうように言う。

そんなことをしていると、森から脱出してきた生徒が部屋に入ってくる。

「ブラドキング先生！！広場に敵(ヴィラン)が……。」
「ここにもいたのか……！」

生徒たちは私を見つけて、分かりやすく戦闘態勢をとる。入ってきたのは飯田天哉、尾白猿夫、峰田実。

補習を受けていたであろう切島鋭児郎、芦戸三奈、上鳴電気、砂藤力道、瀬呂範太、物間寧人。

『ふふ、嬉しいな。使える”個性”がいっぱいだ。……じゃあ、君たちに”個性”、使ってもらおうか。』

「させるか！！」