七十八話 ページ31
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上「え？どゆこと？」
上鳴くんみたいにこの状況を把握出来ていない子もいるらしい
『簡単に言えば、私はお母さんのために優等生になってたの。だけど、お母さんに見放されたからもう優等生じゃないってこと。分かる？』
轟「じゃあテメェは母親の言いなりだったって事か」
『それは違うよ、轟くん。全て私がお母さんのためにやってきたことなの。言いなりじゃないよ？』
轟「言ってる意味が分からねぇ。でもそれは母親の言いなりだったってことだろ」
轟くんが反論してくる
まるで、私がおかしいと言うように
『皆にとって”普通”って何？』
その質問を投げかければポカンとした表情になる
『私にとっての”普通”は完璧でいること。勉強も、個性の扱いも、人に対しての立ち居振る舞いも、全部完璧でいること
あと…お母さんの言うことは絶対に聞くこと
お母さんがテストで満点を取りなさいと言えば、私は満点を取り、優等生でいなさいと言えば私は優等生になる
これが、私の普通』
切「ンなの…おかしいじゃねぇかよ…」
『おかしくないよ。だって、これが私の”普通”だもん』
”普通”の定義は人それぞれだ
皆にとって私の普通は異常なのかも知れない
でも、これが私にとっての普通だから
麗「Aちゃんの人生なんやよ？AちゃんはAちゃんらしく生きんと…！」
うるさい
私らしく生きてるのに
切「そうだぜ破造！！破造は破造らしくして良いんだぜ！？」
やめてよ
ここでッ…
ここで皆にも私の生き方を否定されたら…
私は…私はどうすればいいの…？
『…私の事なんか何も知らないくせに…！！自分たちの”普通”を押し付けないで！！』
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ここ - ありがとうございます。 (2022年11月24日 17時) (
レス) @page41 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
ふらんそわ。 - めっちゃ嬉しいです！！ (2022年11月19日 10時) (レス) id: 4b348adc93 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - 最近見始めたのですが、たくさん投稿してくれるので、とてもうれしいです。1日のご褒美として、寝る前に見ています！ (2022年11月17日 22時) (レス) @page29 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんぽんたん | 作成日時：2022年11月6日 15時
