七十五話 ページ28
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目が覚めるとソファの上に寝かされていて、側には相澤先生がいた
相「気分はどうだ」
『……ぐらぐら、する』
貧血らしく、キッチンで倒れていたのをクラスメイトが発見したらしい
相「飯は食えって言ったよな。何故食わなかった」
怒ってるのか怒っていないのか分からない口調でそう聞いた
『……味がしなくて…美味しく、ない…から』
料理の味がしないことを言ったのは二人目だな
相「俺が来るまで爆豪が応急処置をやってくれた。後でお礼言っとけ」
『…分かりました』
爆豪くんが…
相「…学校、行こうとしてたのか」
制服を着ているからだろう
『……はい。といっても、昼からですけど…』
沈黙が流れる
相「…今日はもう寝ろ。どーせまた寝てねぇんだろ」
相澤先生は自分の目の下を指さしながらそういった
『…はい』
部屋に戻ろうと立ち上がるが、よろけて転んでしまう
相「部屋送る」
相澤先生は私の身体を支えるように手を添えた
『……っ』
さっきまで落ち着いていたのに、歩き始めるとまた目の前がぐるぐるしてきた
相「乗れ」
背中を差し出してきた
大人しく背負われろ、って事かな
先生の言う通り背中にのった
相「大丈夫か」
そう聞いてくれるも、声を出すのもしんどい
目を瞑ってひたすら耐えていると、ガチャ、とドアの開く音がした
部屋に着いたのだろう
ベッドに寝かされ、毛布をかけられた
相「スマホはここに置いていく。何かあったらすぐに電話なりメールなり何なりしろ。あと、ゼリー冷蔵庫の中に入れておくからちゃんと食べるんだよ」
そう言って相澤先生は部屋から出ていった
久しぶりに眠くなってきた
明日…爆豪くんに、お礼…言って…
相澤……先…生……に…………も…………
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ここ - ありがとうございます。 (2022年11月24日 17時) (
レス) @page41 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
ふらんそわ。 - めっちゃ嬉しいです！！ (2022年11月19日 10時) (レス) id: 4b348adc93 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - 最近見始めたのですが、たくさん投稿してくれるので、とてもうれしいです。1日のご褒美として、寝る前に見ています！ (2022年11月17日 22時) (レス) @page29 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんぽんたん | 作成日時：2022年11月6日 15時
