六十四話 ページ17
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母＜仮免試験の結果はどうだったの？勿論、満点主席合格だよね？
そりゃぁ、お母さんあんだけ貴方に言ってあげたんだからそうじゃないとおかしいわよね？＞
お母さんの声が聞こえる
『………ごめんなさい』
そう謝れば
母＜…は？まさか、お母さんの言う通りに合格出来なかったの？＞
お母さんの低い声
『…うん。９０点で、主席も無理…だった……』
母＜は？何よ、それ。なにも出来てないじゃない。もう良いわ
……あ、その前にいい忘れてた事があった
貴方、ずっと私の為にと頑張ってきたようだけど意味なかったから＞
お母さんから告げられたのは、今の私にはあまりのもショックが大きすぎた
母＜そもそも貴方は私の個性を持って生まれなかった時点で”悪い子”だったのよ
分かる？貴方の頑張りは意味なかったの
だっていくら頑張っても貴方は”悪い子”のままだもん
分かった？分かったなら二度と私に関わらないで＞
プツリ、と電話が消えて一気に静寂が私を襲う
スマホからは、ツーツー、と電話の切れた音が聞こえてそれが余計に私を孤独にさせる
『……え…？じゃあ……私が…今まで…やってきた…事…。全部………無駄……だっ…た……？』
気持ち悪い
『………私……今まで………何の…為……に……？』
息が苦しい
『……私……は…何……が…したかっ……た………？』
その時、プツ、と音がした
それは、私の辛うじて残っていた心が切れた音なのか
何なのかよくわからないが、次の日から何をするにもどうでも良くなった
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ここ - ありがとうございます。 (2022年11月24日 17時) (
レス) @page41 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
ふらんそわ。 - めっちゃ嬉しいです！！ (2022年11月19日 10時) (レス) id: 4b348adc93 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - 最近見始めたのですが、たくさん投稿してくれるので、とてもうれしいです。1日のご褒美として、寝る前に見ています！ (2022年11月17日 22時) (レス) @page29 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんぽんたん | 作成日時：2022年11月6日 15時
