五十八話 ページ11
皆side
バシュッ
キュルキュルキュルキュル……
皆が訓練に励んでいる中、聞き慣れない音がTDL内に響き渡る
上「んだこの音」
切「どこからだ…？」
バシュッ
キュルキュルキュルキュル……
切「上かぁ！！」
切島が上を向くと、何やら空を飛んでる破造がいた
どうやら音の正体は彼女の腰から伸びているワイヤーらしい
上「ウェ！？破造が飛んでる！？」
切「確かあれだろ、”浮揚”だったっけな？本人の意志とは関係なしにオール・フォー・ワンに与えられたやつ」
上「それにしても、やっぱ使いこなすん早ェーな！…あ」
切・「あ」
２人が話してる最中、飛んでいた破造が落ちた
助けに行こうとしたが、流石彼女
何食わぬ顔で個性を発動し、地面スレスレで止まり、再び飛んでいった
切「ビビったぁ…」
上「アイツよくあんな状態で個性使えるよな」
―――
相澤side
オール・フォー・ワンから与えられた個性
”浮揚”
アイツはもうそれを使いこなし、コスチュームを改良し、飛んでいた
腰から伸びてるのはワイヤーか？
よく考えたもんだ
ワイヤーを岩場に刺して飛んで、岩場からワイヤーを抜きまた別の場所に飛んで抜き…を繰り返している
その様子を眺めていると、浮揚が解除されたかのように急に地面に落下した
…が、ソイツは再び個性で浮き、何事もなかったかのように飛び始めた
暫くするとワイヤーで移動しながら俺の所に降りてきた
相「なんだ」
『必殺技…浮揚で移動しながら何か造れないかって思ってやってみたんですけど、無理でした。浮揚使いながら元からの個性使おうとすると浮揚の意識が薄れてしまうそうです』
相「だからさっき落ちてたのか。ちなみに必殺技って何考えてる」
『必殺技って言えるのか分からないんですけど、上から麻酔薬落として眠らせる事が出来たらなって』
珍しく悩んでいるよう
相「”造ろう”って考えるからいけないんじゃないか？どちらかを無意識に出来るようになれば落ちることは無くなるだろう」
『あ、そうか。ありがとうございます』
満足したのか、そのまま飛んでいった
それから終わるまで、何度も落ちていた
浮揚を無意識に発動したままに出来るようになることを選んだのだろう
まぁ確かに、それだったら色々出来るしな
.
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ここ - ありがとうございます。 (2022年11月24日 17時) (
レス) @page41 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
ふらんそわ。 - めっちゃ嬉しいです！！ (2022年11月19日 10時) (レス) id: 4b348adc93 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - 最近見始めたのですが、たくさん投稿してくれるので、とてもうれしいです。1日のご褒美として、寝る前に見ています！ (2022年11月17日 22時) (レス) @page29 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんぽんたん | 作成日時：2022年11月6日 15時
