392.人形とシュシュ ページ34
葉隠｢本当だ！似合ってるねぇ！｣
八百万｢えぇ、とてもよくお似合いですわ｣
麗日｢ほんと？よかったぁ｣
耳郎｢これ新しいうららかリスト…ってこれ重！｣
麗日｢それん中ワイヤー入っとる。私の“個性”なら重さはハンデにならんから。ケースは重いけど｣
芦戸｢こっちは何が…｣
三奈ちゃんがうららかメットを持ち上げると、メットの中からオールマイトの人形が出てきた。
麗日｢あ！｣
耳郎｢これって…｣
皆が床に落ちたオールマイト人形に目を向けると、お茶子ちゃんは物凄い速さで人形を胸元に隠す。
芦戸｢！やはり！｣
麗日｢違うの芦戸ちゃん！｣
目を輝かせる三奈ちゃんに、お茶子ちゃんは顔を赤くしてそう言う。
麗日｢本当に違うんだ｣
芦戸｢え？｣
麗日｢これはしまっとくの。大切に｣
芦戸｢そっか｣
A｢？｣
しまっておく？どういう事なんだろ？
2人の会話に首を傾げながら、私はシュシュで髪を纏める。
葉隠｢あ！Aちゃん、シュシュしてる！｣
八百万｢Aさん、入学した時より髪伸びましたものね｣
蛙吹｢そのシュシュ、Aちゃんによく似合ってるわ｣
A｢本当？ありがとう！｣
耳郎｢それ自分で買ったの？｣
A｢あ、これはクリスマスパーティーで…｣
芦戸｢え！プレゼント！？誰から誰から！？｣
私の言葉を遮って、お茶子ちゃんと話していたはずの三奈ちゃんが目を輝かせてくる。
A｢え、勝己くんだけど｣
全｢えっ！？｣
私の言葉に、皆は驚いた顔をする。
芦戸｢あの爆豪が！？｣
葉隠｢えー、めっちゃ意外！｣
八百万｢えぇ、爆豪さんにしては少し…｣
耳郎｢可愛すぎる？っていうか…うん、びっくりだわ…｣
A｢切島くんと上鳴くんもそう言ってた。でも、これのお陰で勝己くんと仲直り出来たし、私はとっても嬉しかったんだ｣
私はそう言って、髪を纏めているシュシュに触れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 424人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
風鈴草(プロフ) - 通りすがりの人さん» コメントありがとうございます^ ^♡6期が終わり次第、続きを書こうかなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2022年10月15日 22時) (
レス) id: 021d13c17e (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの人 - 全話読ませていただきました！すごく大好きな展開で読んでいて楽しかったです！これからの更新も頑張ってください☺︎ (2022年10月15日 11時) (レス) id: 6f9a57e21a (このIDを非表示/違反報告)
風鈴草(プロフ) - 目目さん» 全話読んでいただきありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2021年8月26日 11時) (レス) id: 021d13c17e (このIDを非表示/違反報告)
目目 - はじめまして！最初の方から全話読んできました！本当に面白くてドキドキして楽しかったです！これからも更新待ってます！！ (2021年8月26日 10時) (レス) id: 2a7a7ec279 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風鈴草 | 作成日時：2021年8月24日 9時
