383.食卓に流れる重い空気 ページ25
ｴﾝﾃﾞｳﾞｧｰ｢今度、夏雄の料理も…｣
すると、お父さんの言葉を遮るように、夏くんがお椀を置いた。
夏雄｢ごちそうさま。席には着いたよ。もういいだろ｣
冬美｢夏！｣
夏雄｢ごめん、姉ちゃん。やっぱ無理だ｣
夏くんはそう言うと、部屋を出て行った。
冬美｢…｣
夏くん…お姉ちゃん…
その後、私とデクくんと勝己くんで空になったお皿を、洗い物をしているお父さんの所に持って行く。
緑谷｢あ、あの、食器を…｣
デクくんがそう言うと、お父さんは机の上を指差す。
緑谷｢はい｣
机の上にお皿を置いて、私達は焦凍とお姉ちゃんの所に戻る。
緑谷｢っていうか、かっちゃんも知ってたんだ。轟くんとAちゃん家の事情｣
爆豪｢はぁ！？俺のいるところでてめェらが話してたんだよ！｣
緑谷｢聞いてたの？｣
A｢？さ、早く残りのお皿も…｣
冬美｢緑谷くん達に片付け手伝わせちゃって悪いな〜｣
焦凍｢手伝わせないほうが2人に悪い｣
襖を開けようとすると、焦凍とお姉ちゃんの話し声が聞こえてきて、私はその手を止めた。
冬美｢私だって、夏みたいな気持ちがないわけじゃないんだ｣
A｢…｣
冬美｢でも、チャンスが訪れてるんだよ。焦凍はお父さんのことどう思ってるの？｣
焦凍｢この火傷は親父から受けたものだと思ってる。Aの火傷も…｣
冷『あああ！焦凍！A！ごめんなさい！なんて事を！なんて事を！！』
A｢…｣
焦凍の言葉に、私はあの時の事を思い出して、無意識に右肩に触れた。
焦凍｢お母さんは堪えて堪えて溢れてしまったんだ。お母さんを蝕んだアイツをそう簡単に許せない。でもさ、お母さん自身が今乗り越えようとしてるんだ｣
焦凍の言葉に、私はお母さんからの手紙を思い出す。
384.自分の気持ちが分からない→←382.デクくんの料理分析
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風鈴草(プロフ) - 通りすがりの人さん» コメントありがとうございます^ ^♡6期が終わり次第、続きを書こうかなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2022年10月15日 22時) (
レス) id: 021d13c17e (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの人 - 全話読ませていただきました！すごく大好きな展開で読んでいて楽しかったです！これからの更新も頑張ってください☺︎ (2022年10月15日 11時) (レス) id: 6f9a57e21a (このIDを非表示/違反報告)
風鈴草(プロフ) - 目目さん» 全話読んでいただきありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2021年8月26日 11時) (レス) id: 021d13c17e (このIDを非表示/違反報告)
目目 - はじめまして！最初の方から全話読んできました！本当に面白くてドキドキして楽しかったです！これからも更新待ってます！！ (2021年8月26日 10時) (レス) id: 2a7a7ec279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鈴草 | 作成日時：2021年8月24日 9時
