3.兄は心配性 ページ3
全ての畑に水を撒き終わった頃には、青く澄んでいた空は赤くなっていた。
高橋｢お疲れさん。こんな時間まで手伝わせて悪かったね｣
A｢いえ！農業のこと色々知れて楽しかったです！｣
高橋｢そうかい｣
私がそう言うと、高橋さんは嬉しそうに笑った。
｢Aくん！｣
その声に振り向くと、飯田くんが走って来ていた。
A｢飯田くん！今帰り？｣
飯田｢ああ。佐藤さんを病院まで運んで行ったんだが、思ったより混んでいてね。順番を待っていたら、こんな時間になってしまったんだ。Aくんも帰りなら、良かったら一緒に帰らないか？｣
A｢うん！あ、高橋さん！また焼畑作る時はいつでも呼んでくださいね！私、すぐに駆け付けますから！｣
高橋｢ああ、お願いするよ。道中、気を付けてね｣
高橋さんに見送られて、私と飯田くんは事務所までの帰路を並んで歩く。
A｢なんか新鮮だね、飯田くんと2人で帰るの｣
飯田｢そう言われてみればそうだな。俺はいつも緑谷くん、麗日くんと帰っているから｣
A｢3人って本当に仲良いよね〜！｣
飯田｢ああ、緑谷くんと麗日くんは良き友だ。もちろんAくんと轟くんもな｣
A｢！ありがとう、飯田くん！｣
ﾋﾟﾛﾝｯ
飯田くんと楽しく話していると、携帯にメッセージが届いた。
焦凍今どこだ?何かあったのか?
メッセージは焦凍からだった。
飯田｢誰からだ？｣
A｢焦凍から。今どこだ？って。もう子供じゃないのに…｣
飯田｢心配してくれる人がいるというのは良い事だ。まぁ、轟くんは少し心配し過ぎな気もするが…とにかく皆も心配しているだろうから、早く帰ろう｣
A｢うん！｣
私は焦凍に“もうすぐ帰るよ！”と返事して、先を歩く飯田くんの後を追いかけた。
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風鈴草(プロフ) - ゆいさん» ゆいさん、コメントありがとうございます！頑張ります！ (2022年3月10日 1時) (
レス) id: 021d13c17e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ワールドミションズの話も期待します (2022年3月9日 9時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
風鈴草(プロフ) - ナナさん» ナナさん、コメントありがとうございますー！この度番外編も作ったので、良かったらそちらもよろしくお願いします(ちゃっかり宣伝) (2022年1月11日 15時) (レス) id: 021d13c17e (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 初めまして！この小説大好きです！いつも楽しみです！ (2022年1月7日 9時) (レス) @page16 id: 5b938f6c3a (このIDを非表示/違反報告)
風鈴草(プロフ) - めいさん» めいさん、嬉しいコメントありがとうございます！亀更新ですがこれからもよろしくお願いします！ (2021年9月23日 13時) (レス) id: 021d13c17e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鈴草 | 作成日時：2021年9月8日 1時
