6.タワーが占拠 ページ6
ｱﾅｳﾝｽ《今から10分以降の外出者は、警告なく身柄を拘束されます。くれぐれも外出は控えて下さい。
また、主要施設は警備システムによって、強制的に封鎖されます》
アナウンスが終わると、ガシャン！という音と共に、背後のシャッターが次々と閉まっていく。
焦凍｢携帯が圏外だ。情報関係は全て遮断されちまったらしい｣
A｢そんな…｣
耳郎｢エレベーターも反応ないよ｣
峰田｢マジかよ！？｣
メリッサ｢爆発物が設置されただけで、警備システムが厳戒モードになるなんて…｣
緑谷｢飯田くん、パーティー会場に行こう｣
飯田｢何故だい？｣
緑谷｢会場にはオールマイトが来てるんだ｣
麗日｢オールマイトが？｣
峰田｢なんだ…それなら心配いらねぇな｣
緑谷｢メリッサさん、どうにかパーティー会場まで行けませんか？｣
メリッサ｢非常階段を使えば、会場の近くに行けると思うけど…｣
緑谷｢案内お願いします！｣
メリッサ｢分かったわ｣
私達はメリッサさんの案内のもと、オールマイトがいるパーティー会場を目指した。
パーティー会場に着くと、会場は何者かに占拠されていて、オールマイトまで捕まっていた。
デクくんと響香ちゃんが、オールマイトから話を聞くため、会場を見下ろす。
響香ちゃんがオールマイトから聞き取ったメッセージは
｢ヴィランがタワーを占拠し、更に警備システムを掌握。この島の人達全員が人質に取られ、ヒーロー達も全員捕らわれている。危険だからすぐにここから逃げなさい｣
という信じられない内容だった。
飯田｢オールマイトからのメッセージは受け取った。俺は雄英教師であるオールマイトの言葉に従い、ここから脱出することを提案する｣
八百万｢飯田さんの意見に賛同しますわ。私達はまだ学生、ヒーロー免許もないのにヴィランと戦うわけには…｣
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作者名：風鈴草 | 作成日時：2021年7月31日 0時
