5.警告音とアナウンス ページ5
麗日｢正装なんて初めてだ。八百万さんに借りたんだけど…｣
緑谷｢に、似合ってるよ。うん、凄く！｣
お茶子ちゃんの正装姿に、デクくんは顔を赤くしている。
麗日｢デクくんたら！お世辞なんか言わんでいいって！｣
飯田｢麗日くん！？｣
デクくんに褒められ、恥ずかしさで手をブンブンするお茶子ちゃん。
飯田くんは、そんなお茶子ちゃんを見て、何事かとびっくりしている。
ﾌﾟｼｭｳｳ
上・峰｢うおおおおお！！｣
上鳴くん、峰田くんの声に見ると、綺麗にドレスアップしたメリッサさんが駆け寄って来ていた。
メリッサ｢デクくん達、まだここにいたの？パーティー始まってるわよ｣
峰田｢真打ち登場だぜ！｣
上鳴｢やべぇよ峰田。俺どうにかなっちまうよ、どうしよう…｣
メリッサさんの正装姿に、上鳴くんと峰田くんは歓喜の涙を流していた。
耳郎｢どうにでもなれ｣
そんな2人を見て、響香ちゃんは呆れていた。
飯田｢これであとは、爆豪くんと切島くんだけだな！｣
上鳴｢切島はともかく、爆豪は来るのかねぇ？｣
麗日｢う〜ん…｣
しばらく待ってみるけど、勝己くん達が来る気配はない。
A｢私、勝己くんに電話してみる！｣
飯田｢うむ！俺は切島くんに電話してみるよ！｣
prrrr…prrrr…
勝己くんに電話をかけても、着信音が鳴り続けるだけで、当の本人は出ない。
焦凍｢出たか？｣
A｢ううん｣
私は通話を切って、焦凍に首を振った。
ﾋﾞｰｰｰｯ!
どうしようか考えていたその時、けたたましい警告音が鳴り響き、アナウンスが流れた。
ｱﾅｳﾝｽ《I・アイランド、管理システムよりお報せします。警備システムにより、I・エキスポエリアに爆発物が仕掛けられたという情報を入手。
I・アイランドは現時刻をもって、厳重警戒モードに移行します。島内に住んでいる方は自宅、または宿泊先に》
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作者名：風鈴草 | 作成日時：2021年7月31日 0時
