18.兄の手 ページ18
オールマイトとデクくんによってヴィランは倒れ、I・アイランドに再び平和が訪れる。
A｢うわぁ、本物のデヴィット・シールド博士！！｣
あの天才発明家のデヴィット・シールド博士を前に、私は歓喜の声を上げていた。
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢ハハハハ！緑谷少年も、轟少女と同じ反応をしていたよ！｣
A｢えっ、そうなの？｣
緑谷｢お、お恥ずかしい…/////｣
焦凍｢A、緑谷。そんなに凄い人なのか？｣
緑・A｢！？｣
焦凍の言葉に、私達はバッと焦凍を見た。
緑谷｢な、何言ってるの！？轟くん！｣
A｢そうだよ！あの天才発明家、デヴィット・シールド博士だよ！？｣
焦凍｢デヴィット・シールド…悪ぃ、知らねぇ｣
麗日｢実は私も…｣
切島｢俺も…｣
どうやら、私とデクくん以外は全員デヴィット・シールド博士を知らなかったらしい。
その後、しばらく博士とメリッサさんとお話をして、私達は各々のホテルに戻った。
A｢疲れた〜〜〜！！｣
部屋に帰ってくるなり、私はベッドにダイブする。
焦凍｢大丈夫か？｣
A｢うん、ちょっと疲れたみたい…！｣
焦凍｢そうか。ココア入れるけど飲むか？｣
A｢飲む！！｣
私が笑うと、焦凍は｢分かった｣と微笑んでココアを入れてきてくれる。
焦凍｢ん｣
A｢ありがとう！ん〜、甘くて美味しい！｣
焦凍｢そうか、よかったな｣
焦凍はそう言い、私の頭を優しく撫でてくれる。
A｢…しょーとの手、私好きだなぁ…｣
そのまま意識を失ってしまい、気が付くと昼過ぎだった。
A｢ん…んー…｣
焦凍｢起きたか？｣
A｢おはよう、焦凍！｣
焦凍｢おはよう。さっきオールマイトから海辺に集合って連絡が来たんだ。少ししたら俺達も行くか｣
A｢うん！じゃあ準備するね！｣
私は起き上がり、自分の部屋で身支度を整え、焦凍と一緒にホテルを出た。
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作者名：風鈴草 | 作成日時：2021年7月31日 0時
