【ヒロアカ】焦凍の双子の妹 6th (ページ10)

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240.ビッグ3 ページ10

そして2日後。

謹慎中だったデクくんが復帰した。

緑谷｢ご迷惑おかけしました！！｣

麗日｢デクくん、おつとめご苦労様！｣

耳郎｢おつとめって…つか何息巻いてんの？｣

緑谷｢飯田くん、ごめんね！失望させてしまって！！｣

飯田｢おぉ…反省してくれればいいが…しかしどうした？｣

緑谷｢この3日間でついた差を取り戻すんだぁぁあ！！｣

切島｢あ、いいなそういうの！好き俺！｣

焦凍｢緑谷が戻ってきて、更に賑やかになるな｣

A｢うん！これで勝己くんも戻ってきたらA組全員が揃うね！｣

焦凍｢ああ｣

相澤｢全員席につけ｣

焦凍と話していると、相澤先生が教室に入って来て、皆は自分の席に着く。

相澤｢おはよう。じゃあ緑谷も戻ったところで、本格的にインターンの話をしていこう。入っておいで｣

相澤先生がそう言うと、教室のドアが開いて、3人の雄英生が入ってきた。

相澤｢職場体験とどういう違いがあるのか、直に経験している人間から話してもらおう。心して聞くように。
現雄英生の中でもトップに君臨する3年生3名。通称“ビッグ3”の皆だ｣

相澤先生の言葉に、皆は当然驚く。

A｢(ビッグ3…！)｣

瀬呂｢雄英生のトップ…｣

切島｢ビッグ3…｣

芦戸｢ビッグ3！｣

飯田｢栄えある雄英生の中の頂点…｣

八百万｢学校の中で一番プロヒーローに近い存在…｣

耳郎｢あの人達が…的な人がいるとは聞いてたけど…｣

上鳴｢めっちゃ綺麗な人いるし、そんな感じには見えねーな｣

相澤｢じゃ手短に自己紹介よろしいか？まず天喰から｣

天喰｢…｣

相澤先生に促され、天喰と呼ばれた先輩が顔を上げた。

全｢！？｣

その迫力に圧倒されるが、すぐに天喰先輩は小刻みに震え出した。

天喰｢駄目だ。ミリオ、波動さん…ジャガイモだと思って臨んでも頭部以外が人間のまま。依然人間にしか見えない。どうしたらいい…言葉が出てこない…頭が真っ白だ…辛い…帰りたい…！｣

天喰先輩はそう言って、くるっと壁を向いてしまった。