【ヒロアカ】焦凍の双子の妹 6th (ページ29)

今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:32,194 hit

. ページ29

緑谷｢あ、轟くん！｣

飯田｢おかえり、轟くん｣

門限ギリギリに帰った俺を、緑谷と飯田が出迎えてくれた。

轟｢ただいま…｣

少し息を切らしながら、ケーキは大丈夫かと袋を見る。

あまり揺らさないようにしたし、大丈夫だといいが…

A｢焦凍！｣

顔を上げると、Aが笑顔で駆け寄って来ていた。

A｢おかえり！｣

轟｢ただいま｣

Aの笑顔に、俺も笑って答える。

A｢焦凍、ご飯食べた？まだなら一緒に食べない？私もさっき帰ってきたからまだなんだ！｣

轟｢ああ。Aも出かけてたのか？｣

A｢うん、ちょっとね！さ、ご飯食べよ！｣

Aと一緒に食堂に向かい、簡単に夕飯を済ませる。

A｢ねぇ焦凍、あとで私の部屋に来てくれない？｣

轟｢いいけど、どうしたんだ？｣

A｢い、いいから！じゃあ待ってるね！｣

Aはそう言うと、パタパタと自室へ向かって行った。

轟｢？｣

緑谷｢あれ？Aちゃんは？｣

轟｢部屋に戻った｣

緑谷｢そうなんだ。轟くん、それなに？｣

緑谷がケーキの入った袋を見て、俺に尋ねる。

轟｢ああ、これは俺とAの誕生日ケーキだ｣

緑谷｢え！？轟くんとAちゃん、今日誕生日だったの！？｣

轟｢ああ。言ってなかったか？｣

飯田｢それは知らなかったな｣

そう言うと、緑谷と飯田は顔を見合わせて、笑顔で俺を見た。

緑・飯｢誕生日おめでとう、轟くん！！｣

轟｢ありがとな、2人とも｣

緑谷｢こちらこそだよ！いつもありがとう！｣

飯田｢これからも仲良くしてくれよ！｣

轟｢ああ、こちらこそだ｣

それからしばらく緑谷達と話をして、俺はケーキを持ってAの部屋に向かった。