【ヒロアカ】焦凍の双子の妹 6th (ページ22)

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番外編3-6 ミッドナイトページ22

飯田｢宝石店の外から誰かが見ていて、警察に通報した…｣

緑谷｢だとすると通報したのは…ミッドナイト、貴方ですね！｣

デクくんがミッドナイトを真っ直ぐ見る。

ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢！私が？｣

緑谷｢ヴィランの後に宝石店に入ったのは貴方だけですから｣

飯田｢ちょっと待て、緑谷くん！｣

爆豪｢バカ、こじらせてんじゃねぇぞ。警察に通報した人間が、なんでわざわざヴィランに捕まるような真似すんだよ！｣

緑谷｢それが…それがヴィランが籠城する原因になったんだと思う｣

ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢…｣

緑谷｢ミッドナイト、貴方は以前からヴィランと知り合いだったんじゃありませんか？｣

ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢…｣

その途端、ミッドナイトの顔色が変わった。

緑谷｢しかも彼が悪事を働いている事を知っていた。ヴィランが宝石店を襲う事を事前に知った貴方は襲撃後即座に警察へ通報。そして警察が来る前に…自ら宝石店に入った。
顔見知りの貴方が現れた事で、ヴィランは動揺しつつも貴方の真意を知った。それでも強盗を続けようとしたヴィランは貴方を拘束。その間に警察が到着し、籠城しなくてはならない状況になってしまった｣

ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢な、何故私がそんな事する必要が…！｣

緑谷｢止めたかったからじゃないんですか？｣

ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢！｣

緑谷｢ヴィランを｣

ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢…｣

デクくんの言葉に、ミッドナイトは悲しそうに顔を逸らす。

緑谷｢貴方が何度説得してもヴィランは悪事をやめなかった。だからヴィランが警察に捕まるように仕向けた｣

麗日｢待って、デクくん！事件がデクくんの推理通りだとしても、どうしてヴィランは殺されたの？｣

焦凍｢彼女はヴィランを止めたかっただけだろ？｣

飯田｢ああ、そうだ。彼女にはヴィランを殺す動機がない｣