【ヒロアカ】焦凍の双子の妹 6th (ページ2)

今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:32,196 hit

232.新学期ページ2

次の日の朝、私は昨日よく眠れなかった事もあり、少し気分が優れなかった。

焦凍｢A、大丈夫か？顔色悪ぃぞ｣

A｢うん、大丈夫だよ！｣

心配してくれる焦凍に笑いかけて、一緒に共同スペースに行くと、勝己くんとデクくんが掃除機をかけていた。

全｢ええっ！？｣

芦戸｢喧嘩して…｣

葉隠｢謹慎！？｣

上鳴｢バカじゃん！｣

青山｢ナンセンス｣

瀬呂｢バカかよ｣

常闇｢骨頂｣

言いたい放題の皆に、2人は何も言い返せず黙って掃除機をかけている。

麗日｢それで仲直りしたの？｣

緑谷｢仲直りっていうものでも…うーん、言語化が難しい…｣

飯田｢よく謹慎で済んだものだ。では、これからの始業式は君ら欠席だな｣

焦凍｢爆豪、仮免の補習どうすんだ？｣

爆豪｢うるせぇ！てめぇには関係ねぇだろ！｣

上鳴｢じゃあ掃除よろしくな～！｣

そう言って、皆は勝己くんとデクくんを残して、寮を出て行く。

焦凍｢A、行くぞ｣

A｢う、うん…｣

焦凍と一緒に寮を出て、学校までの道を歩く。

焦凍｢───｣

A｢…｣

焦凍｢A？｣

A｢えっ、な、何！？｣

ポンと肩を叩かれ、私はびっくりして焦凍を見た。

焦凍｢大丈夫か？やっぱ体調悪ぃんじゃ…｣

A｢大丈夫だよ！ちょっとぼーっとしてただけだから！｣

焦凍｢そうか、何かあったらいつでも言えよ｣

A｢…うん。ありがとう、焦凍｣

私は微笑んで、焦凍と一緒に歩き出した。

学校に着くと、私達は始業式に出る為、整列してグラウンドに向かう。

物間｢聞いたよ、A組…｣

グラウンドに向かっていると、心が歪んでる人…もとい、B組の物間くんが私達の前に現れた。

物間｢3名！そちら仮免落ちが3名も出たんだって！？｣

新学期、第一声がそれですか！？