番外編2-8 ずっと ページ8
緑谷side
緑谷｢皆、今のうちに！｣
飯田｢何だ！？｣
緑谷｢！｣
飯田｢何が起こったんだ！？｣
青山｢どういう事！？｣
緑谷｢元に戻ってるううう！？｣
落ちていく皆は、既に元に戻っていた。
緑谷｢ご、ごめんなさーい！！｣
爆豪｢おい、クソデク！｣
緑谷｢！｣
振り向くと、ボコボコにした藤見くんを担いでいるかっちゃんがいた。
爆豪｢俺とやり合おうってか？おもしれぇ！｣
緑谷｢違う！！｣
爆豪｢全力でぶっ潰したらァ！！｣
緑谷｢だーーかーーらーー！！｣
BOOM!
緑谷side終了
悪夢のようなサバイバル訓練が終わり、私達は教室に戻り、飯田くんと八百万さんは勇学園の皆を見送る為校門に向かった。
焦凍｢A、最後に話さなくていいのか？｣
A｢うん、いい｣
机に突っ伏して、私は小さく呟いた。
飯田｢Aくん｣
見送りから帰って来た飯田くんに呼ばれて、私は顔を上げた。
すると、何故か飯田くんと八百万さんは微笑んでいた。
八百万｢下で待ってる、ですって｣
A｢え？｣
焦凍｢行ってこいよ、A｣
焦凍は微笑んで、私の背中をポンと叩いた。
A｢焦凍…うん、行ってくる！｣
私は立ち上がって、校門に向かった。
A｢ハァ…ハァ…植野さん…皆…｣
校門には、帰ったはずの勇学園の皆がいた。
ｺﾞｵｵｵｵｯ!
植野『きゃあああ！！』
藤見『た、大変だ！誰か！！』
A『あ…あ…』
あの日から、ずっと謝りたかった。
でも、植野さんは退院してすぐどこかに引っ越してしまって、結局謝る事は出来なかった。
A｢植野さん、ごめ…！｣
植野｢ごめん！！｣
私の言葉を遮って、植野さんは私に頭を下げた。
A｢え？｣
植野｢さっき露召呂達にも話したんだけど、私、本当は火傷なんてしてないんだ｣
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作者名：高槻凪月 | 作成日時：2020年2月19日 0時
