【ヒロアカ】焦凍の双子の妹 4th (ページ26)

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157.原点を常にページ26

次の日も、私達は過酷な特訓を続けていた。

その中でも一番辛そうなのは…

相澤｢補習組、動き止まってるぞ｣

切島｢ああっ、ウッス！｣

芦戸｢すいません、ちょっと眠くて…｣

補習組の切島くん達だった。

三奈ちゃんの話によると、昨日の補習は夜中の2時まであったらしい。

朝は7時起きだから、補習組は実質5時間しか寝てないことになる。

相澤｢だから言ったろ、キツイって。“個性”の強化だけじゃない、何より期末で露呈した立ち回りの脆弱さ！お前らが何故他のクラスメイト達より疲れているか、その意味をしっかり考えて動け｣

補習組｢は、はい…｣

相澤｢麗日！青山！お前らもだ。赤点こそ逃れたがギリギリだったぞ。30点がラインだとして35点くらいだ｣

麗日｢えっ、ギリギリ…｣

青山｢心外…｣

赤点ギリギリと知ったお茶子ちゃんと青山くんはギクッとなる。

相澤｢気を抜くなよ。皆もダラダラやるな！何をするにも原点を常に意識しとけ。向上ってのはそういうもんだ。何の為に汗かいて、何の為にこうしてグチグチ言われるか、常に頭に置いておけ｣

A｢(原点…)｣

焦・A『ゆーびきりげんまん───』

冷『焦凍とAならきっと良いヒーローになれるわ。頑張ってね、2人とも』

焦凍との約束、お母さんの応援。

私にとってのこの原点を常に…！

緑谷｢そう言えば相澤先生、もう3日目ですが…｣

相澤｢言ったそばからフラッと来るな｣

緑谷｢今回オールマイト…いや、他の先生方って来ないんですか？｣

相澤｢合宿前に言った通り、ヴィランに動向を悟られぬよう、人員は必要最低限｣

ﾗｸﾞﾄﾞｰﾙ｢よって、あちきら4人の合宿先ね！｣

相澤｢そして特に、オールマイトはヴィラン側の目的の1つと推測されている以上、来てもらうわけにはいかん。良くも悪くも、目立つからこうなるんだあの人は…｣

相澤先生は｢ケッ｣と言って、デクくんから離れていった。