151.魔獣の森 ページ20
ﾏﾝﾀﾞﾚｲ｢今は午前9時30分。早ければ…12時前後かしら？｣
切島｢ダメだ…おい…｣
芦戸｢戻ろう！｣
切島｢バスに戻れ！早く！｣
途端、皆はバスに戻ろうと走り出す。
ﾏﾝﾀﾞﾚｲ｢12時半までかかったキティは、お昼抜きね！｣
相澤｢悪いね、諸君。合宿はもう…始まってる｣
ﾄﾞｺﾞｰｰﾝ!!
全｢うわあああああ！！！｣
私達の目の前にピクシーボブが現れ、ピクシーボブの“個性”で、私達は崖下に落とされた。
ﾏﾝﾀﾞﾚｲ｢おーい！私有地につき、“個性”の使用は自由だよ！今から3時間！自分の足で施設までおいでませ！この…魔獣の森を抜けて！｣
マンダレイの言葉に、私達は振り向いた。
緑谷｢魔獣の森！？｣
上鳴｢なんだ、そのドラクエめいた名称は！｣
耳郎｢雄英こういうの多すぎだろ｣
切島｢文句言ってもしゃーねぇよ。行くっきゃねぇ｣
すると、さっきからトイレを我慢していた峰田くんが、猛スピードで森に入っていく。
そんな峰田くんの前に現れたのは、まさしく魔獣だった。
上・瀬｢ま、魔獣だあああああ！！｣
口田｢静まりなさい、獣よ！下がるのです！｣
ﾄﾞｰｰﾝ!
A｢(口田くんの“個性”が通じてない…？ってことは…)｣
私は焦凍と頷きあって、魔獣に向かっていった。
ﾊﾟｷﾊﾟｷ!
ｺﾞｵｵｵｵｯ!
飯田｢レシプロバースト！｣
爆豪｢死ねや！！｣
BOOM!
緑谷｢スマーッシュ…！｣
デクくんがトドメを刺し、魔獣は崩れた。
砂藤｢あの魔獣を瞬殺かよ！｣
瀬呂｢やったな！｣
切島｢流石だぜ、爆豪！｣
爆豪｢まだだ！｣
勝己くんの声に見ると、森の中にはまだ魔獣がいた。
上鳴｢おいおい、一体何匹いるんだよ？｣
芦戸｢どうする？逃げる？｣
砂藤｢冗談。12時までに施設に行かなきゃ、昼飯抜きだぜ｣
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作者名：高槻凪月 | 作成日時：2020年2月19日 0時
