148.林間合宿当日 ページ17
そしてあっという間に、林間合宿当日がやってきた。
相澤｢雄英高は一学期を終え、現在夏休み期間中に入っている。だが…ヒーローを目指す諸君らに、安息の日々は訪れない。この林間合宿で更なる高みへ、“Plus ultra”を目指してもらう！｣
全｢はい！！｣
A｢遂に林間合宿だね…！｣
待ちに待った林間合宿に、私はソワソワしていた。
焦凍｢そうだな｣
麗日｢が、合宿だね！ガッシュク！ガッシュク！｣
焦凍と話していると、突然お茶子ちゃんが踊り始めた。
上・芦｢ガッシュク！ガッシュク！｣
A｢私も混ぜてー！｣
上鳴くん、三奈ちゃんも加わり、私も笑って混ざりに行った。
物間｢え？なになに、A組補習いるの？つまり期末で赤点とった人がいるってこと？え？おかしくない？おかしくない？A組はB組よりずっと優秀なはずなのに？あれれれれれ？｣
拳藤｢ごめんな！｣
心が歪んでいる物間くんは、拳藤さんの手刀で気絶して、そのまま引きずられていった。
緑谷｢あ、B組の！｣
｢体育祭じゃなんやかんやあったけど。ま、よろしくね、A組｣
拳藤｢バス乗るよー！｣
B組｢はーい！｣
B組の人達は、物間くんを引きずりバスに乗り込む拳藤さんについて行く。
峰田｢A組だけじゃなく、B組の女子まで！よりどりみどりかよ！｣
切島｢お前ダメだぞ、そろそろ｣
飯田｢A組のバスはこっちだ！席順に並びたまえ！｣
飯田くんの指示のもと、私達もバスに乗り込んだ。
A｢うう…｣
バスが出発して数十分後、私は吐き気に襲われていた。
焦凍｢A、大丈夫か？｣
隣の焦凍が、私の背中を撫でてくれる。
切島｢A、乗り物酔いか？｣
焦凍｢ああ｣
麗日｢めっちゃ顔色悪いよ！誰か酔い止め持っとらん？｣
A｢(気持ち悪い…頭も痛くなってきたし、最悪…)｣
すると、下を向いている私の視界に、誰かの靴が見えた。
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作者名：高槻凪月 | 作成日時：2020年2月19日 0時
