146.50m自由形予選 ページ15
八百万｢それでは位置について…よーい…｣
スタートの合図に、1組目がプールに飛び込んだ。
爆豪｢爆速ターボ！｣
…約1人を除いて。
爆豪｢どうだ、このモブ共！｣
瀬呂｢どうだじゃねぇ！｣
切島｢泳いでねぇじゃねぇか！｣
爆豪｢自由形っつっただろうが！｣
A｢(勝己くんらしいなぁ…汗)｣
八百万｢位置について…よーい…｣
スタートの合図に、2組目がプールに飛び込んだ。
上・峰｢だから泳げって！｣
焦凍｢？｣
泳いでない焦凍は、上鳴くんと峰田くんにツッコまれてたけど、当の本人は首を傾げていた。
A｢(焦凍…汗)｣
八百万｢位置について…よーい…｣
スタートの合図に、3組目がプールに飛び込んだ。
上鳴｢飯田もかよ！｣
プールの仕切りを走る飯田くんを、デクくんが物凄いスピードで追い付いていく。
接戦になり、先にゴールしたのはデクくんだった。
砂藤｢すげぇ！｣
瀬呂｢やるな、緑谷！｣
芦戸｢飯田も惜しい！｣
飯田｢やられたよ、緑谷くん｣
緑谷｢飯田くんも凄かったよ｣
焦凍｢緑谷…｣
ふと見上げると、焦凍はデクくんと飯田くんを見ていた。
A｢(焦凍はデクくんに救われて、そして今度は焦凍が飯田くんを…)｣
私は、見つめあってる3人を見て微笑んだ。
A｢(私だって私のなりたいヒーローに…この“個性”で、困ってる人達を救えるヒーローになる…！)｣
私は右手を見つめた。
飯田｢各予選の勝者、爆豪くん、轟くん、緑谷くんの3人で優勝者を決める。それでいいか？｣
緑谷｢うん｣
焦凍｢ああ｣
爆豪｢おい、半分野郎！体育祭みてぇに手加減なんかすんじゃねぇぞ。本気で来やがれ！｣
焦凍｢分かった｣
爆豪｢お前もだ、このクソデク！｣
緑谷｢わ、分かったよ。かっちゃん｣
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作者名：高槻凪月 | 作成日時：2020年2月19日 0時
