145.男子全員による50m自由形 ページ14
爆豪｢ったりめーだ！でなきゃこの俺が、てめぇみてぇなクソナードに負けるわけねぇだろ！｣
緑谷｢か、かっちゃん！｣
切島｢メールくれたのに遅れて悪ぃ！爆豪連れ出すのに手間取っちまって｣
A｢勝己くん、切島くん！久しぶり！｣
私は笑って、勝己くんと切島くんに駆け寄った。
切島｢久しぶりだな、A！なになに？女子達も来てんのか？｣
切島くんはプールで遊んでいる皆を見る。
A｢うん！日光浴で先生に許可取ったんだって！｣
切島｢って、Aは一緒に遊ばねぇの？｣
私が水着を着てないことに気付き、切島くんは首を傾げた。
A｢あ…えっと…私、実は泳げないんだ！だから見学！｣
切島｢マジで！？超意外なんだけど｣
A｢よく言われるよ｣
爆豪｢…チッ、おいクソデク！なんなら今すぐ白黒つけるか？ああ！？｣
爆豪くんはデクくんを睨んで、両手をバチバチさせる。
緑谷｢いや…そんな…｣
飯田｢確かに、訓練ばかりじゃつまらないな｣
緑谷｢え？｣
飯田｢皆、男子全員で誰が50mを一番速く泳げるか、競争しないか？｣
すると突然、飯田くんがそんな提案をした。
上鳴｢おお！｣
瀬呂｢面白そう！｣
砂藤｢やろうぜ！｣
飯田くんの提案に、皆はやる気満々だった。
八百万｢飯田さん、私達もお手伝いしますわ｣
尾白｢“個性”は？使っていいの？｣
飯田｢学校内だから問題はないだろう。ただし、人や建物に被害を及ぼさないこと！｣
爆豪｢ブッ潰してやるよ、デク！｣
緑谷｢ん…｣
爆豪｢もちろんお前もな！半分野郎！｣
焦凍｢…｣
勝己くんにそう言われて、焦凍は少しやる気になっていた。
A｢焦凍、頑張ってね！｣
焦凍｢ああ｣
こうして、男子全員による50m自由形が行われることになった。
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作者名：高槻凪月 | 作成日時：2020年2月19日 0時
