67.一番会いたくない奴 ページ25
緑谷くんはどんどん場外へと近付いて行く。
すると、場外まであと一歩というところで、緑谷くんの周りで爆風が起こった。
緑谷くんは息を荒らげ、線のギリギリで留まっていた。
飯田｢緑谷くん！！｣
麗日｢よ、よかった！｣
A｢緑谷くん…！｣
心操くんの洗脳が解けた事に、私達は喜ぶ。
よく見ると、緑谷くんの指は腫れ上がっていた。
そっか、暴発させて洗脳を…
尾白｢すげぇ無茶を…｣
そう言う尾白くんも、安心に顔を緩めていた。
緑谷くんは口を開かず、心操くんに走っていく。
そして取っ組み合いになり、緑谷くんが背負い投げで、心操くんを場外に出した。
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢心操くん場外！緑谷くん2回戦進出！｣
ﾏｲｸ《最終種目、真っ先に2回戦に進出したのは、A組緑谷出久！！》
麗・A｢やったー！！｣
飯田｢土壇場での逆転劇！流石だ、緑谷くん！｣
上鳴｢爆豪も背負い投げられてたよな？｣
爆豪｢黙れ、アホ面｣
A｢(次は…)｣
私は、トーナメント表を見た。
焦凍side
控え室を出て、試合に向かう。
轟｢(緑谷が勝ったか)｣
そう思っていると、通路に一番会いたくない奴が立っていた。
轟｢邪魔だ｣
そう立っていたのは、あいつだった。
ｴﾝﾃﾞｳﾞｧｰ｢醜態ばかりだな、焦凍｣
俺は無視を決めて、奴の前を通り過ぎる。
ｴﾝﾃﾞｳﾞｧｰ｢左の力を使えば、障害物競走も騎馬戦も圧倒できたはずだろ。いい加減子供じみた反抗をやめろ。お前にはオールマイトを超えるという義務があるんだぞ｣
無視を決め込むも、奴は好き勝手言いやがる。
こみ上げる怒りを押し込めて、俺は試合に集中しようと心を落ち着かせる。
ｴﾝﾃﾞｳﾞｧｰ｢分かっているのか？兄さんらや“失敗作”の
“失敗作”の
その言葉を聞いた瞬間、俺は我慢出来なくなっていた。
轟｢それしか言えねぇのか？てめぇは…お母さんの力だけで勝ち上がる。戦いでてめぇの力は使わねぇ｣
ｴﾝﾃﾞｳﾞｧｰ｢今は通用したとしても、すぐ限界が来るぞ｣
轟｢…｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 152人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：苺の花 | 作成日時：2020年1月15日 19時
