どうも、学生の敵です。【僕のヒーローアカデミア】 (ページ18)

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記憶が15つページ18

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「いやぁ本当に受かってしまうなんてな！

．．．いや、Aなら大丈夫だとは思っていたけれど、本当によく頑張ったな！！」

「本当によく頑張ったねA！」

『．．．うん。ありがと。』

何だか照れ臭くて、うつ向きながらカレーを頬張る。うん、おいしい。

「いやぁやっぱりAは凄いな。うん。小さい頃から頑張りやだったもんな。

．．．懐かしいなぁ。確かあれは1歳の頃．．．」

『待って待って。そこまで遡るの？』

私の父が語りだそうとするのを見て、思わず止めに入る。

．．．ご察しの通り、私の両親は共々テンション底抜け人間である。特に父は語り出すと止まらない。

ホント、何でこの両親の間に生まれた私がこんなにも無愛想なんだろ。今世紀最大の謎だよ。うん。

ともかく。

『ごちそうさま！』

このままでいたら誉め殺しされそうなので急いで自分の部屋まで戻る。

『はあぁー．．．』

スマホの電源を入れ、ベッドに寝転ぶ。と同時に顔がにやけてしまうのが分かる。

『何か、まだ夢の中に居るみたいだ．．．

．．．っと、出久くんからメールが来てる。』

メールを開くと「試験に合格した」といった内容の文章があり、更に顔が綻ぶ。

『【おめでとう。私も合格したよ！】っと．．．

そっかぁ．．．出久くんも合格できたのかぁ。』

出久くんに返事を返し、枕に顔を埋める。

『そっか。私も、合格出来たのかぁ．．．ふふっ』

柄にもなく笑みを溢しながら、ベッドを転げ回っていると

ピロリン

という音が聞こえ、顔を上げた。

出久くんからの返事が来たのかと思い、スマホの画面を見ると. . .

『. . . . . ！』

差出人の名前を見た後、上着を羽織り急いで部屋を飛び出し、

『父さん、母さん。ちょっと出掛けてくる！』

「えっ、おい！？A！」

父さんの制止の声を無視して、外へ駆け出し、メールの内容に書かれた場所へと足を進め続けた。

ああ、もう、ホント何処いってたんだよ。遅いよ、連絡するの。

『みのり．．．！』

早く、会いたい。