どうも、学生の敵です。【僕のヒーローアカデミア】 (ページ15)

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記憶が13つページ15

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『はぁ～．．．』

本日何回目か分からない溜息を吐きながら、自分のベットに思い切り倒れ込む。

．．．結局あの試験では巨大ギミックを倒すことが出来たものの、その後直ぐに時間切れになりポイントを稼ぐことが出来なかった。

筆記の方は大丈夫だろうが実技の方は、最悪だ。試験前にあんなに張り切っていたのが嘘のようだ。

「A―っ！ご飯まだぁー！？

　もうお母さんお腹空き過ぎて禿げちゃいそうだよ。ツルピカリンだよ！」

．．．何かもう、立場が逆になっているのは気にしないでもらいたい。

試験から約一週間が経ったが私の周りは通常運転である。自分が暗い気分になっているからか、母さんなんかはいつも以上にうるさく思えてくる。

あれは私を励ますためにわざと明るくしてくれてるのだと思わないと、私のほうが禿げてしまいそうだ。ストレスで。

．．．ていうか、空腹で禿げるってどういうことだろうか。

『分かった。今行く。』

母さんに返事を返しながら階段を駆け下りる。

．．．．．そういえば、周りは通常運転だと言ったが一部訂正しよう。

．．．私の唯一の親友、新井みのりが、私の試験当日に転校してしまった。何の前触れもなく。

翌日に担任にそのことを聞いてから何度か連絡を試みているが、未だに繋がらない。

何かあったのだろうか。．．．いや、彼女に限ってそれはないと思うが。

一旦考えるのを止め、母さんが居るであろうリビングの扉に手をかける。

『母さん。今日はカレーでいいｋ≪「A―っ！！」．．．っぶ！』

いきなりリビングから飛び出してきた母さんと衝突し、後ろに倒れてしまった。

ほんと何なんだ。この人は。

少々の苛立ちの念を込め母さんの方を見上げた私だったが、母さんの手に握られているモノを見て目を見開いた。

「A、見てこれっ！通知書っ！

　合格通知書だよ！」

．．．．．来た。