5話 ページ6
『うっ…わかんない…』
上「俺も…」
私たちは先生に言われた問題集の範囲を解いていた。
めっちゃ多いし…先生は職員室行っちゃったし…
上「なぁA」
『ちょい待って…』
上鳴が話しかけてきたがそれに構わず私は問題を解こうとしていた。
すると上鳴は急に立ち上がって私の前の席に座った。
上「ねぇ」
『何？(顔近い…)』
上「A、好き」
『う、うん…ありがと』
上鳴は私の顔を覗き込んでくる。だから顔近いってば…
『お、終わったあ…』
上「俺もうとっくに終わってたよ？」
『はぁ!?理不尽！』
「おっせーぞA!!もう終わったんなら帰んぞ！」
『え、爆豪!?』
爆「さっさと来い!!」
教室のドアを乱暴に開けて私の近くまで来た爆豪は、上鳴がいることに気が付いたみたい。
爆「あ？んでアホ面がいんだよ」
『上鳴も補習だったから…』
爆「そんなことかよ…じゃあ帰んぞ」
『え、ちょ、爆豪…』
爆豪はほとんど無理矢理私を教室から連れ出した。
その直前に、私は口パクで上鳴に“またあとで”と伝えた。
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――
『…どうして待ってたの？』
爆「あ"？2人で帰るために決まってんだろーが」
『え、え？』
2人で帰る？高校生の男女が？
付き合ってもいないのに？
爆「別に…俺が好きなだけだからいいだろうが」
『あ、』
…なんかそんなこと言ってたな。
ていうか爆豪なんでサラッとそんなこと言えんの!?
そんなことを考えていると、LINEの通知が鳴った。
上鳴A、大丈夫か?
あ、上鳴、気にしてくれてるんだ…
A大丈夫だったよ!ごめんね、先帰って
爆「誰とLINEしてんだ？」
『あ、えっと、上鳴だけど』
爆「……しろ」
『ん？』
爆「俺とも交換しろや!!んでアホ面だけなんだよ!!」
『ご、ごめん！』
爆豪LINEとかするタイプなんだね…意外だな。
『よし…これでおっけー』
爆「ん…おい着いたぞ。お前こっちだろーが」
『あ、ありがと…じゃあね』
私の家は雄英からあまり離れていない。
徒歩で通える距離だ。
『ただいまーって、誰もいないか…』
私は一人暮らしをしている。田舎に住んでいるお母さんとお父さんは私が一人暮らししたいと言うと喜んでくれた。
『はぁ……もう寝よ……疲れた…』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
春香(プロフ) - お疲れ様でした!!!!!!!! (2018年9月16日 23時) (
レス) id: 4a758e27f5 (このIDを非表示/違反報告)
愛姫(プロフ) - 研磨きゅん出てきた！！ども、また出てきましたwまさかの邂逅っ...！なんか嬉しいっ!続き待ってます〜 (2018年9月16日 19時) (レス) id: 759237d838 (このIDを非表示/違反報告)
桜酒 - ディズニーいいなー！私小１の時に一回いっただけで、あんま覚えてないんだよー！ (2018年9月9日 13時) (レス) id: 7715cc5acc (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 愛姫さん» 日替わり…！結構沢山hit出てて良かったです！ジャンプ要素(ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ 笑ってもらえて良かったです！笑 (2018年8月29日 10時) (レス) id: c041b1d4b0 (このIDを非表示/違反報告)
愛姫(プロフ) - 日替わりから来ましたー！色々ジャンプ要素が(ゲフンゲフン とにかく笑いました！続き待ってます！ (2018年8月29日 10時) (レス) id: 0e73ab8461 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：翡翠 | 作成日時：2018年8月21日 16時
