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緑「う、うん…！ぼく、オールマイトみたいな、たくさんのひとをたすけれる、かっこいいひーろーになりたい…！！」
『じゃあ大丈夫。だって出久は優しいから。きっと出久は将来、たくさんの人の“心”を救える』
『———出久はヒーローになれるよ』
…きっと今の出久はこの言葉が欲しいんじゃないかな
半端に夢を追わせるのはきっと酷
でも、夢を無理だと否定するのは、将来を断ち切ってしまうのはもっとダメなんじゃないだろうか
人間、結構なるようになるもんだ
今はただ、この子が欲しい言葉をあげよう
緑「！！ほ、ほんと…？ぼく、ひーろーになれる…？」
『なれるよきっと！僕も手助けするからさ！ね？一緒にヒーローになろう！』
いくらでも手を差し伸べよう
救える命は、救える心は全て救おう
この手で救い上げよう
今はまだ何にも囚われず、必死に夢を追い掛ければ良いんだよ
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あの後、目を真っ赤に腫らした出久と手を繋いだ僕がリビングに入ると、引子さんが物凄く驚いた様子でこちらに駆け寄ってきた
横目で引子さんに抱き締められてる出久を見る
…もう、大丈夫そうかな
引「ありがとうAちゃん…！本当にありがとう…！！」
『いーえ！』
引子さんにお礼を言われたので笑顔で返す
…というか、さっき出久の前で幼稚園児とは思えないほど無茶苦茶流暢に話してたんだけど…バレてない…よね…？
感「ふふ…さて、帰りましょうか」
旭「あぁ、もう夜遅いしな」
母さんが安心した表情を浮かべながら話しかけてきた
え、てか父さん、まだ夜8時…あ、そっか幼稚園児だもんね()
出久もウトウトしてきてるし、いくら精神年齢高校生とはいえ体は幼稚園児だから僕もそろそろ眠い…
目をこすってた手とは反対の手を繋がれて玄関まで連れられる
外に出るとまだ若干涙目の引子さんと今にも寝てしまいそうな出久が見送ってくれた
引「あの、本当にありがとうございました…！」
感「私達は何もしてないですし(笑)」
旭「それじゃあ、お邪魔しました」
親同士が挨拶してる隣で僕も出久に声をかける
『出久！またあした！』
緑「う、うん…！あ、えと…」
下を向いて口ごもった出久を疑問に思ってると、急にバッと顔を上げた出久が意を決したように口を開いた
緑「ぜ、ぜったい、いっしょにひーろーになろうね…！！」
『！！うん、やくそく！』
2人で指切りをする
隣では親達が微笑ましそうに僕らを見ていた
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る〜ちゃん - 更新待ってます！ (11月30日 2時) (
レス) @page28 id: 7542a4fcba (このIDを非表示/違反報告)
ヤミユキ(プロフ) - スカイブルさん» コメントありがとうございます〜！面白いと言ってもらえて嬉しい限りです( *´꒳`*)ありがとうございます！頑張ります！ (7月3日 12時) (レス) id: 4bb753c254 (このIDを非表示/違反報告)
スカイブル - すっごいおもしろい小説を見つけてしまった…！投稿、頑張ってください！ (7月2日 18時) (レス) id: 866b5da797 (このIDを非表示/違反報告)
ヤミユキ(プロフ) - もこさん» 応援ありがとうございます！完結までがんばります！ (7月2日 11時) (レス) id: 4bb753c254 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - ヤミユキさん» ありがとうございます！頑張ってください！これからも応援してます！ (7月2日 11時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤミユキ | 作成日時：2023年4月2日 14時
