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2人を連れて少し避難した直後にオールマイトが僕らの目の前に現れた
オールマイトは敵に向かって大きく振りかぶる
オル「君を諭しておいて己が実践しないなんて…！」
腕の血管をビキビキ鳴らすオールマイトの体からは、蒸気のようなものが出ている
もう限界なんだってことはすぐに分かった
オル「プロはいつだって命懸け！！」
オル「DETROIT SMASH!!!」
オールマイトがそう言い終わるとともに、激しい風が巻き起こった
住民が飛ばされないようにMt.レディが守っているのが見える
僕もすぐに出久と勝己を翼で覆った
少しすると風はおさまり、雨が降ってきた
周りの野次達がまた騒ぎ出す
「右手1本で天気が変わっちまった！」
「すげぇぇえ…これが、オールマイト…！！」
雨で視界が悪くなる
野次馬達からの大きな歓声の中、オールマイトがこちらをジッと見ているのだけが分かった
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オールマイトside
13年前、1人の少女が亡くなった
たくさんのプロヒーローから信頼され
たくさんの子供達から憧れられ
たくさんの者から慕われた
まだ高校生だったというのに、そこらのヒーローよりも名が知れていた
それほどまでに実力があり、たくさんの人を救った子だった
だから、彼女が死んだとき、たくさんの者が嘆いた
彼女の命日には、毎年たくさんの者が花を手向けた
その日だけはヒーローも一般人も、敵さえもが彼女を弔った
私もそのうちの1人だ
平和の象徴でありながら、前日まで横で笑っていた少女1人すら守れなかったと何度も後悔した
それなのに
何故今、その彼女が…空想Aが
私の目の前にいる
何故、13年前と同じように人を救けている
数十分前に、トンネル前で1度だけ言葉を交わした時も感じた懐かしさ
そして今、彼女の隣で戦って感じた懐かしさ…
しかし…彼女は13年前に死んだんだ
それは間違いない
この子は、Aじゃないはずなんだ
…それなのに
『オールマイト』
オル「！！どうしたんだい…？」
考え込んでいると彼女に声をかけられた
容姿も声も、個性の使い方さえも同じだった
…私にはこの子が、Aだとしか思えない
彼女が言葉を紡ぐ
『…先程は救けていただき、ありがとうございました』
この子と、Aの姿が重なる
あの日も…私とAが初めて会った日も、確か、同じことを言われたっけか
…一体どこまで似ていると言うんだ
これ以上君といると、狂ってしまいそうだよ
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る〜ちゃん - 更新待ってます！ (11月30日 2時) (
レス) @page28 id: 7542a4fcba (このIDを非表示/違反報告)
ヤミユキ(プロフ) - スカイブルさん» コメントありがとうございます〜！面白いと言ってもらえて嬉しい限りです( *´꒳`*)ありがとうございます！頑張ります！ (7月3日 12時) (レス) id: 4bb753c254 (このIDを非表示/違反報告)
スカイブル - すっごいおもしろい小説を見つけてしまった…！投稿、頑張ってください！ (7月2日 18時) (レス) id: 866b5da797 (このIDを非表示/違反報告)
ヤミユキ(プロフ) - もこさん» 応援ありがとうございます！完結までがんばります！ (7月2日 11時) (レス) id: 4bb753c254 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - ヤミユキさん» ありがとうございます！頑張ってください！これからも応援してます！ (7月2日 11時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤミユキ | 作成日時：2023年4月2日 14時
