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緑「…！僕の…せい……！」
『！』
出久が隣で、口を手で覆いながら言葉を発する
自責の念にかられているんだ…
アイツはオールマイトから逃げたんだ、無理もない
『出久、ちが…ｯ！？』ﾄﾞﾝｯ
咄嗟に、それは違う、と否定しようと口を開いたけれど、野次馬に押されて出久から離れてしまった
周りの野次馬が次第に増えていく
くっそ、人が多すぎる…何でこんなときに…！！
「ヒーロー何で棒立ち？」
「中学生が捕まってんだと」
「つーかあの敵…さっきオールマイトが追いかけてた奴じゃね？」
「オールマイト！？嘘、来てんの！？」
「何かちょっと前見たよ」
「じゃあ何してんだオールマイトは！？」
人の数に比例して声もどんどん多く大きくなっていく
あーもーうるさいうるさいうるさい！！
ガヤガヤ言うだけなら離れろ危ない！増援に来たヒーローもこれじゃ通れないでしょーが！！
とりあえず、出久と合流しなきゃ
出久はどこに…ｯ
「バカヤロー！止まれ！止まれ！！」
出久を探すべく、周りを見渡したその時だった
野次馬達の声が、疑問や興奮から悲鳴や焦りの声に変わったのは
1人の少年が飛び出したのは
『…は、出久…ｯ！？』
飛び出した少年は、緑の髪が特徴の出久だった
顔は恐怖に染まってるくせに、走るスピードは緩まらなくて
次の瞬間には背負ってた鞄を敵に向かって投げつけた
そのおかげで敵に隙ができる
のに、まだヒーロー達は動かない
危ないだの言っておいて助けには行かないのかよ…！隙があるなら突っ込め！！
すぐさま翼を展開して、飛び立つ
さっき2人を探すために使った2枚羽とは違う6枚羽
パワーもスピードも桁違いだ
飛び出してから気付いた
敵に捕まってたのは勝己だったんだ
後ろから危ないとの声がかかるけれど、そんなの知ったこっちゃない
幼馴染達が死の淵に立っているのに救けないなんて、そんなのヒーローじゃない
僕の追い求めたヒーロー像とは程遠くなる
2人に向かって手を伸ばし叫ぶ
『ｯ…出久！勝己！！』
緑「君が、救けを求める顔してた！！」
僕と出久の声が重なる
恐怖に染まった顔で泣き笑いながら、幼馴染を救けようとする少年の姿に心を動かされたものが1人
「もう少しなんだから邪魔するなァ！！！」
目の前のヘドロが叫び、出久に手を伸ばす
それを結界で防御し、出久と勝己の手を掴む
6枚羽を思い切り羽ばたかせ、勝己の周りのヘドロを飛ばし、そのまま2人を引っ張った
あとは任せた
——No.1ヒーロー
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る〜ちゃん - 更新待ってます！ (11月30日 2時) (
レス) @page28 id: 7542a4fcba (このIDを非表示/違反報告)
ヤミユキ(プロフ) - スカイブルさん» コメントありがとうございます〜！面白いと言ってもらえて嬉しい限りです( *´꒳`*)ありがとうございます！頑張ります！ (7月3日 12時) (レス) id: 4bb753c254 (このIDを非表示/違反報告)
スカイブル - すっごいおもしろい小説を見つけてしまった…！投稿、頑張ってください！ (7月2日 18時) (レス) id: 866b5da797 (このIDを非表示/違反報告)
ヤミユキ(プロフ) - もこさん» 応援ありがとうございます！完結までがんばります！ (7月2日 11時) (レス) id: 4bb753c254 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - ヤミユキさん» ありがとうございます！頑張ってください！これからも応援してます！ (7月2日 11時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤミユキ | 作成日時：2023年4月2日 14時
