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轟「…は？」
『…僕は違うと思うな』
意味が分からないという目で見てくる焦凍に対してそう続けた
続きを促すような視線を感じたので、さらに続ける
『個性ってつまり、“その人だけのもの”なんだと思う。そこに血の繋がりは関係ないんじゃないかな』
『それに、焦凍の個性は“半冷半燃”、エンデヴァーの個性は“ヘルフレイム”でしょ？…ほら、全くの別物だよ』
『焦凍…君は、血に囚われなくても良いんじゃないのかな』
言いたいことを全て言って、焦凍の目を見つめ返す
困惑顔の焦凍に、僕の個性についても少し話すことにした
『僕の個性は“空想”…父親の“日輪”でも母親の“五感操作”でもない。僕だけの個性』
少し目を見開いて驚く焦凍
その後少し考えてから、恐る恐るといった感じに口を開いた
轟「Aのは両親のとは全くの別物じゃねぇか。…俺のは母親の氷と父親の炎を受け継いだものだ」
…どうやら伝わりそうにないようだ
まぁ、だいぶ難しい話だし、仕方ないっちゃ仕方ないか
『…ま、今は分からなくていいよ。そのうち分かる』
益々困惑した焦凍に少しだけ苦笑いをこぼした
――――――――――――――――――――
―――――――
あの後いつもの曲がり角でそのまま別れ、各々の帰路についた
家に着き、玄関をくぐる
どうやら今日は両親とも仕事のようだ
…流石人気プロヒーロー、大変だな
そうそう、プロヒーローといえば、つい最近〖スペースヒーロー 13号〗の活躍がニュースで取り上げられていた
…絶対亜南だ
13号と亜南の個性一緒だし
同期達や先輩達、後輩達が活躍しているようで物凄く嬉しい
…本来なら僕も、今頃プロヒーローとして活躍できていたのだろうか
たまに夢に見る
3バカ達と一緒にヒーロー活動してるところ
稽古をつけてくれた、将来はサイドキックにと誘ってくれたあの2人の元で一緒に働くところ
でも、全てもう叶わないことばかりで
…くよくよしたって仕方ない
もう過ぎたことは変えられない
朧を救けれた、それでいいじゃないか
目元に溜まっていた涙を袖で拭い取る
…今世は誰も死なせない、僕自身も
窓の外を見ると雪が降っていた
雪は1月の空を白く染め上げていた
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る〜ちゃん - 更新待ってます！ (11月30日 2時) (
レス) @page28 id: 7542a4fcba (このIDを非表示/違反報告)
ヤミユキ(プロフ) - スカイブルさん» コメントありがとうございます〜！面白いと言ってもらえて嬉しい限りです( *´꒳`*)ありがとうございます！頑張ります！ (7月3日 12時) (レス) id: 4bb753c254 (このIDを非表示/違反報告)
スカイブル - すっごいおもしろい小説を見つけてしまった…！投稿、頑張ってください！ (7月2日 18時) (レス) id: 866b5da797 (このIDを非表示/違反報告)
ヤミユキ(プロフ) - もこさん» 応援ありがとうございます！完結までがんばります！ (7月2日 11時) (レス) id: 4bb753c254 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - ヤミユキさん» ありがとうございます！頑張ってください！これからも応援してます！ (7月2日 11時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤミユキ | 作成日時：2023年4月2日 14時
