少女、ヒーロー興味なし【ヒロアカ】 (ページ10)

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夕飯の時、いつも通り帰宅した相澤さんに明日学校へ行くと伝えれば、驚きながらもそうかと頷いて頭を撫でてくれた。相澤さんも色々聞きたいことがあるのだろうけど、私が決めたことだと深入りしてこない。

その日の夕飯は、好物のグラタンだった。

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朝起きて、顔を洗って、先に出ていった相澤さんお手製の朝食を食べて、私はクローゼットから制服一式を取り出す。変わらない制服達に久しぶりと声かけて。

普段ズボンばかり穿いているせいかスカートは違和感しかない。あとウェストのサイズが少し大きくなっている

昨日のうちに教科書やら筆箱やらを鞄の中に入れておいたので、準備は出来た。玄関先の鏡でリボンと前髪を整えたら、はい終わり

『行ってきます』

扉の向こうは、いつにない快晴だ。

まるで学校へ行くことを祝ってくれているような天気に、小さくため息をもらしてから鍵を閉める。それを確かに鞄の内ポケットに入れてから私は歩き出した。

前までは普通に歩けてた通学路が、今は何故だか足がすくむ。別にビビってる訳じゃないのは大いにわかる。でも、なんでだろう。

浮き足立っているって言うのかな

『……スカート、だからかな』

きっとそうだと思うことにした。