少女、ヒーロー興味なし【ヒロアカ】 (ページ6)

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【幼馴染】ページ6

翌日、進路希望の紙を届けるがため、私は中学校へ訪れていた。生徒が居ない放課後を見計らって来たのが大正解。校舎に入れば顔見知りどころか、人ひとりと居ない。

担任には予め行くと電話していたので、職員室で待っててくれるであろう

少し懐かしくなった下駄箱を開いて靴を履き替え、職員室へ足を向けた。

職員室に入れば担任は笑顔で私を迎えて、昨日殴り書きで書いた用紙を渡せばますます笑顔になる。「この中学校で雄英に行くのは、未来で三人目だよ」と。それは嬉しそうに笑うのだ

はぁ、と曖昧な返事をしてしまったことを許してほしい。だってその二人がなんとなく分かったから

とりあえず担任に紙を渡せたので、今日のミッションは終わりである。

だと、思っていた。

生徒玄関、誰も居ないと悠長に靴を履いてたのが原因なのか。下駄箱に靴を片付け終わったところで、何者かに腕を掴まれたのだ。

その腕から視線を辿れば、自分が担任に曖昧な返事をしてしまった理由の人物のうち一人が、驚き半分怒り半分の複雑な表情で私を見ていた

「…おいテメェ、何で居やがる」

『……やぁ、久しぶりだね

＿爆豪くん』