27 お願い。 ページ33
勝己side
最近、自分のこともAの事もすべてを受け入れることが出来ない。
前まで出来ていたことができなくなった理由。
Aが俺に前みたいにくっついてこなくなったからか？
Aが母親に近づいているからか？
Aが…なにかしたからか？
違う。すべて俺が嫉妬して
俺が受け入れられなくて
俺が悪いからだ。
緑｢かっちゃん！前！｣
ただ事ではない、というような声色。
そういえば今は近くにいたデクとたまたまチームアップをしてヴィランと戦っている最中だった。
デクの野郎が叫んだ時にはもう遅かった。
爆破をする時間すらもなかった。
全てが他人事のようだった。
今までに執着していた1番ということを
勝つということを
気にかけることさえしなかった。
鈍い痛みと共に俺は目を閉じた。
────────
────
貴方side
五時前。夕飯を作ろうとお茶子必殺エプロンをリボン結びして、みなちゃんみたいなシュシュで髪を結ぶ。
炒め物に使おうと思っているの人参皮をピーラーでむき、やっと気と切ろうと包丁を握った時だった。
ﾌﾟﾙﾙｯ ﾌﾟﾙﾙｯ
珍しい、電話だ。
何があったんだろう、間違い電話だろうか。
セールスの電話だろうか。
ﾌﾟﾙﾙｯ ﾌﾟﾙﾙｯ
コール音が静かなリビングのお陰でやけに大きく聞こえる。
ﾌﾟﾙﾙｯ ﾌﾟﾙ＿
｢はい。もしもし。｣
電話の向こう側から聞こえてきたのは
緑「Aちゃん！！」
あの、デクの声だった。
滅多に電話をかけてこない彼が電話をかけてくる焦っている彼の声。
一気に怖くなる。
緑｢落ち着いて聞いてね、かっちゃんが、意識不明なんだ。｣
｢え…？｣
私の口から発せられたのはさぞマヌケな声だったんだろう。
でもそれ以外に発する言葉が見当たらない。
よくわからない、何を言っているのか。
｢どういう、こと…？｣
緑｢ヴィランとの交戦中に…とりあえず、病院は東中央病院だよ。とにかく早く来てあげて｣
｢うん、分かった、すぐ行く｣
何言っているんだろう私は。
全然わからない。
でもとにかく病院に向かうために、ヨロヨロとふらつく足を酷使して数分で車を発進させた。
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お願い、無事でいて。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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- 全体運: ★★★☆☆
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sugar(プロフ) - 彩夏さん» ありがとうございます！明日もまだ続きそうなんですが…笑 これからも頑張ります！！ (2017年4月20日 23時) (
レス) id: 08f6f6aaef (このIDを非表示/違反報告)
彩夏(プロフ) - かっちゃんの誕生日ネタ面白かったです。これからもよろしくお願いします (2017年4月20日 23時) (レス) id: f760e89725 (このIDを非表示/違反報告)
sugar(プロフ) - かめさん» あ！！すみませんm(*_ _)mおっちょこちょいなもので…指摘ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！ (2017年4月18日 17時) (レス) id: a3cded96a4 (このIDを非表示/違反報告)
かめ - 卒業生が代表で読むのは答辞ですよ！内容おもしろくて最初から呼んじゃいました。頑張ってください！ (2017年4月18日 8時) (レス) id: f1130923aa (このIDを非表示/違反報告)
sugar(プロフ) - ニャン将さん» ありがとうございます！！かっちゃん、これからもっとデレさせていきたいと思います！！ (2017年4月16日 15時) (レス) id: a3cded96a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sugar | 作成日時：2017年4月8日 13時
