大志抱け (ページ11)

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高校生2 ページ11

「いつも寝てるよね、Aの隣の廣岡って人」

「まあ、うん、」

「野球部めっちゃ大変だもんね、
夜帰るのも10時とか普通らしいよ」

「えー！？そんなに！？！？」

進級してクラスも変わって早１ヶ月

みゆとさゆりと今年も同じクラスになれた

んでもって、
隣の席の廣岡大志って野球部の人は
授業中いつも寝てる

休み時間とかお昼の時は他のクラスの
野球部の人たちに連れられて
どっか行ってるけど。

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴ってみんな慌ただしく席に着いた

あれ、珍しく起きてる(笑)
いつもだとあり得ないぐらい目もぱっちり笑

「担任、おれの部活の監督なんよ」

「え、！？あ、そうなの！？」

ぼーっと見つめちゃってた私の視線に
気づいたのかコソッと話しかけられた

「あ、シャーペン忘れたわ」

何しに来てるんだ(笑)

吹き出しそうになったのを必死にこらえて
シャーペンを貸してあげた

「サンキュー！！！
なんか川村から貸してもらったシャーペン
使うと頭良くなりそーやわ！！！笑」

「あの、神村です。(笑)」

「ああそうなん！？ごめんごめん(笑)」

第一印象
面白い人だなあって思った

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