第三十六声 ページ38
[Aside]
≪第5種目：ボール投げ≫
「セイ!!」
《ﾌﾜ〜〜〜…》
おぉ…なんかめっちゃふわーって上がってる
さすがお茶子ちゃん
無重力…すごいね
《ﾋﾟﾋﾟｯ》
測定器に記された数値
"
「∞!!? すげえ!! ∞が出たぞー!!!」
次は…＿＿
「………。」
出久の番
《ｻﾞｯ…》
はっきり言って、このままじゃ最下位は出久で確定
そろそろ、大記録を出さないと…
「緑谷くんはこのままだとマズいぞ…?」
「ったりめーだ 無個性のザコだぞ!」
「無個性!?
彼が入試時に何を成したか知らんのか!?」
「は?」『え?』
ほぼ同時、勝己と私の声が重なった
入試の時って…そりゃ会場違うから知らないけど…
出久は、何かしたの…?
じゃあ、それが雄英合格のカギ…ってこと?
え、でも無個性の出久が……え?
『…わけわかんない……』
勝己も、飯田くんの言ったことに吃驚した様子だ
そんなことを考えている間に、
出久がボールを投げようと腕を振り上げていた
そして、ボールを投げ……＿＿＿＿＿＿
「46ｍ」
淡々と告げられた、数値
「な…今確かに使おうって…」
ボソリと聞こえた、一言
使おう…? 何を…?
「"個性"を消した」
「!?」
個性を…消した…
消す、ということは…あるってこと…
出久には "個性"がある…!?
相澤センセーは
ハラハラと包帯のようなものをなびかせ、
いつもの無気力の目はどこにもなくギロリと鋭い視線
重力に逆らい、サッと上がる髪の毛もまた、いつものセンセーの印象とは異なっている
…これは、センセーの個性…?
「つくづくあの入試は…
合理性に欠くよ
おまえのような奴も入学出来てしまう」
「消した…!!あのゴーグル…
そうか……!!」
視ただけで人の"個性"を抹消する"個性"!
「抹消ヒーロー
イレイザー・ヘッド!!!」
イレイザー・ヘッド…?
そんなヒーローいたんだ…
"個性"を抹消って、こりゃまたすごい"個性"
「イレイザー? 俺知らない」
「名前だけは見たことある!
アングラ系ヒーローだよ!!」
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きのこ - 原作真似し過ぎでは……… (2018年11月23日 20時) (
レス) id: b000323d2b (このIDを非表示/違反報告)
鬼城 稟(プロフ) - キノさん» ありがとぉぉぉおお今から続編作ってきます() 願うは殿堂入り…|ω`)ﾁﾗｯ (2016年7月1日 20時) (レス) id: 5a85a3a2f4 (このIDを非表示/違反報告)
キノ(プロフ) - おもしろい！(*´ω`*)がんばってね！絵頑張ります(白目) (2016年6月21日 20時) (レス) id: 8f2bb47a21 (このIDを非表示/違反報告)
鬼城 稟(プロフ) - キノさん» コメありっとぉぉおお! 頑張る((((;´･ω･`))) (2016年6月19日 15時) (レス) id: 5a85a3a2f4 (このIDを非表示/違反報告)
キノ(プロフ) - 更新楽しみにしてるよ！wがんばれ！ヽ(^ω^＼)( /^ω^)ﾉ (2016年6月19日 10時) (レス) id: 8f2bb47a21 (このIDを非表示/違反報告)
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