スターなオトコ (ページ9)

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歓迎会ページ9

A 「普通なんて！なんでこんな近くにいるか未だに理解できてないですよ！
落ち着かなきゃと思っても手も震えちゃうし！」

コップを持つ手だってすごく綺麗。お酒を呑むだけで色気ダダ漏れだし。この人、完全に私を殺しにかかってるじゃないだろうか？それにしてもまつげ長いし綺麗な二重。なんで正面に座っちゃったんだろう。前見れない。息できない！何より下向いててもこのイケボ！なんとかならんのかぃ！

櫻井「ハハ笑。なるほど。なるほど。」

A「私、ここに来てろくに働いてもなくて。なのに毎日お給料いただいて。正直混乱してるんです！」
「でも、こんな夢のような事なら乗っかっちゃおうかな？って。」

櫻井「うん」

櫻井「きっとね。チャンスってさ、掴む勇気があるかどうかで違ってくると思うんだ。
(なまえ)ちゃんにお願いしてよかったかな。」

は、初めて名前呼んでもらえた。

櫻井「やみくもに触らないし。詮索もしない。お願いした事は出来てるし。」

櫻井「ま。いいじゃんいいじゃん。しんどいことがあったら言って。改善しよう。」

A「はい」

櫻井「明日は休みなんでしょ？ゆっくり呑もうよ」

お酒が入り、話をするうちにだんだんリラックスしてきた。
しかも、美味しいお酒。

A「櫻井さん、これおいしいです。」「ふふ」

A「櫻井さん、カッコいいですね」

ここくらいから記憶が曖昧に…

櫻井「あ～。つぶれちゃったか。」

櫻井普通だよ。コンビニでぶつかったの覚えてねーじゃん。