俺は O ページ1
仕事になんてなるわけない。
その日の収録は当然延期になったけど、
………延期にする意味ある？
って。
だって翔くん……………
｢……………くそ｣
いないってなんだよ。
そんなの………
｢言えるわけねーだろ……｣
──────あのあと。
翔くんの身に何があったのか全然わからないまま、『またかけます！！』とマネージャーに一方的に電話を切られた。
｢えっ、いや！！え、翔くん………｣
しばらくは動悸が治まらなくて、
胸に手を当てたままその場を動けなかった。
どれくらいそうしていたんだろう。
は、と我に返ったのは携帯が鳴ったからで。
翔くん……？！
そう思ってパッと見ると、マネージャーで。
『あと10分で家の前に着きます』
それだけだった。
時計を見るともう仕事の時間。
ノソノソ起き上がって支度して、下に降りた。
車のなかで頭から離れないのは翔くんの声と
────電話口から聞こえた全て。
『櫻井さん！！聞こえますか！！』
…………あれって、病院………？
さっきの電話、よく見たら知らない番号で。
しかもPHSの発信で。
……病院だから？
繋がってほしくない形に繋がっていく点と線。
─────え、ちょっと待ってよ
あの時、翔くん何て言った？
『俺、留学しようと思うんだ』
────ねえそれってまさか
｢…………うそ、だろ｣
局の前に車が停まる前にドアを開けて走り出した。
後ろからマネージャーの声がした気がするけど知らない。
そんなの知らない。
｢翔ちゃん………来てないけど｣
ニノの言葉。
─────おれ
｢………………ごめ、翔く…………｣
気づくの遅かった。
遅かったよ翔くん。
あんなに助けてって言ってたのに。
俺に叫んでたのに。
｢……………なんも、っしてあげれな、…………｣
『行ってくるね』
…………ひとりで
ひとりで背負わせちゃったよ…………
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hiro(プロフ) - なぁちゃんさん» きー！ありがとうございます(T△T)完結するのか謎ですが頑張ります(T△T) (2019年6月19日 15時) (
レス) id: fea287eb7e (このIDを非表示/違反報告)
なぁちゃん(プロフ) - 凄い面白いです！更新頑張ってください！応援してます(*´ω｀*) (2019年6月19日 14時) (レス) id: fd20a41213 (このIDを非表示/違反報告)
hiro(プロフ) - 未来さん» きえー！！ありがとうございます(T△T)頑張れます…！ありがたや……… (2019年6月17日 21時) (レス) id: fea287eb7e (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 続編おめでとうございます!応援しています｡更新頑張ってください(*^_^*) (2019年6月17日 17時) (レス) id: ae35368d95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiro
| 作成日時：2019年6月17日 13時
