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け「たか…」




た「…ん?」




け「来る時…に、約束したケホッ事…よろしく、ね」





た「ん…分かった…任せて。けい、」





け「うん?」





た「俺からも…ありがと、な」






け「うん…しげ、」







しげはたかの後ろで、けいにバレないようにひと粒の涙を流していた







け「しげ、まで…泣かないで、よ」






し「わり…」






け「また……俺に、ケホッケホッ!」





し「けい!?」





け「だ、いじょー、ぶ…俺に、美味しい…ご飯、作ってね」






し「当たり前だろ!?いっくらでも、作ってやるから、だから、早く治して…家に、帰ろう、よ」







しげは涙を流しながらが、けいの頭を撫でた…





け「うん…そう、だね…色々、心配ばかり、させてケホッごめ、ん」






し「謝ん…なよ」






け「ありがとね」





し「こっちこそ…ありがとな…」





最後にけいは未だ泣き続けるゆうの名前を呼び







け「ゆーう」







ゆうはけいの呼び掛けにも答えず、ただ涙を流していた







け「俺、も…ゆうとずっと…一緒に、いたかったよ」






け「辛い時も、あった…けどハァハァ…ゆうが、いた、から…ケホッケホッ毎日が、楽しかった」







け「ありがと」






ゆ「う…ん…」





け「ゆう?」





ゆ「ん…」





け「ケホッケホッ…俺の事ハァハァ…ケホッケホッ」






ゆ「好き…けーちゃんの事、大好きだよ!」





け「俺も…俺もハァハァ…ゆうが、好きだよケホッケホッ…忘れ、ないでね」





ゆ「忘れるもんか!ヒック…忘れ、ないもん!」





けいは"良かった"と、そう安心するかのように笑った、そして、最後に、最後の呼吸を大きく吸い






ゆう、たか、しげをそれぞれ目に焼き付けるようにしっかりと見つめ、ふんわりと笑いながら






小さく、でも、しっかりと






『ありがとう』






そう、言い残しひと粒の涙を流しながら静かに目を閉じた…






し「けい!?」




た「けい!!!」




ゆ「けーちゃん!!!けーちゃん!!!!」








けいは、3人に見守れながら、静に息を引き取った………









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かぐや姫(プロフ) - どうしよう涙が止まらない。すごく感動する作品でした。★は1番右にさせていただきました (2017年3月20日 17時) (レス) id: 6f7b4e4069 (このIDを非表示/違反報告)
さば(プロフ) - もぉ涙が止まらなくて。 めっちゃ感動しました(;_;) (2016年10月9日 0時) (レス) id: 4027e89328 (このIDを非表示/違反報告)
やな(プロフ) - 成海さん» そう言ってもらえて嬉しいです!読んで頂きありがとうございます! (2016年10月8日 16時) (レス) id: 89b45d939a (このIDを非表示/違反報告)
成海(プロフ) - 感動しました!;_;涙が... (2016年10月6日 20時) (レス) id: 65d9be9bf1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やな | 作成日時:2016年10月1日 15時

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