透き通った体

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慶ちゃんは絶対に涙を見せた事がない







イジメに合っていた時も"泣いてもいいんだよ"って言ったら









"泣かない！絶対に泣かない！俺、弱くなんかないもん！！"









自分の中でも、皆と同じ事ができない悔しさがあって、、、







だからと言って、出来ない事で"自分は弱い"と思いたくなかった







"泣かない！絶対に泣かない！俺、弱くなんかないもん！！"








それが、この慶ちゃんの叫びに込められていたんだ……









それ以来、俺とシゲ、まっすーは慶ちゃんの前では"泣いてもいい"は言わないことに決めたんだ









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翔「はい。温かい紅茶。イライラも収まるよ。今日はこれ飲んだらもう帰りなさい。小山君だけじゃなくて、加藤君、手越君、増田君もイライラしたら、まずは保健室へおいで。クラスメイトに当たる前に、まずはココに来て俺に話しを聞かせて？一緒に解決していこう。な？」







増「小山、紅茶好きじゃん」





慶「うん！やったー！毎日ココに来る！」





シ「小山が毎日来るなら俺も毎日来る！」




増「俺も！俺も！」




手「え、じゃぁ俺もー！！」





翔「ははは(笑)ただの遊びだけだったら断るぞー(笑)」







翔先生は今まで出会ってきた先生の中で、一番信頼出来るのかも







まだ会って1日しか経ってないけどね






なんとなーく！そう思った！








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