動かす者�� ページ48
「ごめんなさい、今夜はトリッシュと約束をしているの」
それに、約束がなくても今会ったばかりの人と食事にはいけない。
ブローノはミスタやアバッキ、プロシュートやリゾットと2人で食事をしても特に何も言わないけれど、流石に彼は駄目だろう…。
一般人だし、ブローノが知らない人だから。
「トリッシュと？ それなら3人でどうだい？ 」
そうきたか…
3人、なら大丈夫かしら？
私はトリッシュの方をチラッと確認する。
彼女は何やら携帯とにらめっこをしていてこちらに気づいていない。
「それか、連絡先を教えてもらえれば…今度改めて誘わせてもらうんだけど」
ジーノはこう言って、もう撮影は終わったというのに私の腰に手を回し引き寄せ、顎を少し持ち上げ顔を近づけてきた。
その時…
ざわざわ…
「き、君達！ 何なんだね！？ 部外者は出て行ってくれ！！ 」
「悪いが、このスタジオのトップには許可を得ている」
ブローノ！？
急に撮影現場に入ってきたのはブローノと、そしてミスタだった。
「トリッシュお前、あんな写真送ってくんじゃあねーよ！ おかげでコッチは大変だったんだぜ！？ 」
確か今日はジョルノとブローノ、そしてリゾットとプロシュートの4人で大事な会議があると言っていたのに…
「お前が送ってきた写真、会議中に携帯とモニターを繋いでたブチャラティが開いちまってジョルノ達まで見ちまった！ おかげでリゾットとプロシュートは相手のモデルを暗殺するって騒ぎになって、ジョルノは生きて連れてこいって言い出した！ だからブチャラティがフーゴに場所の特定させて、3人の暴走止めるために来たんだ。俺は運転手させられたんだぜ！！ 」
「ご、ごめんミスタ…何で返信返ってこないのかと思ってたら、そんな大ごとに！？ 」
トリッシュがミスタに平謝りしている。
「A、帰るぞ」
「え！？ でも今夜はトリッシュとご飯に行くし、それに今はドレスのまま…」
ジーノをカタギに向けるものではない目で見て、彼が私の腰に回した手をあしらったブローノが、私の手を引き出口に向かう。
「このドレスは俺が買い取る。請求書はパッショーネのブローノ ブチャラティに回してくれ」
スタジオ中に聞こえる声でそう言ったブローノ。
「A、もう2度とウェディングドレスは着るな。俺の前以外ではな」
この後発売されたPV付きのCDは、何故か一般には出回らず、そしてモデルのジーノを雑誌やテレビで見る事はあれ以来なくなった。
Fin
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りんどう(プロフ) - こちらこそ、嬉しいです！ありがとうございます。楽しんでいただけると嬉しいです、 (2019年3月8日 6時) (
レス) id: 33b492f363 (このIDを非表示/違反報告)
haka(プロフ) - お返事ありがとうございました！ずっと探していたのですが、私自身の設定がR非表示の設定になっていた為見つけれませんでしたm(_ _)m今日からまた楽しみが増えました！ありがとうございます！ (2019年3月8日 6時) (レス) id: 2e2192d3ef (このIDを非表示/違反報告)
りんどう(プロフ) - また分からなかったらコメント下さい！ (2019年3月8日 2時) (レス) id: 33b492f363 (このIDを非表示/違反報告)
りんどう(プロフ) - 「この作者の作品を全表示」から見られないでしょうか？面白度評価の下の方にあらます。 (2019年3月8日 2時) (レス) id: 33b492f363 (このIDを非表示/違反報告)
りんどう(プロフ) - コメントありがとうございます！長編はR18がつくのでリンクを貼れなくてすみません。 (2019年3月8日 2時) (レス) id: 33b492f363 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんどう | 作成日時：2019年1月31日 2時
